防災グッズ、用意はしたけどどこを置き場にすればいいの?

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地震が多いことで知られる日本ではいつ災害が起こっても不思議ではありません。

有事の際に備えて、防災グッズを用意しておくことは大切です。通販やホームセンターでは、防災グッズが一式セットになった製品なども販売されており、災害に向けて防災用品を揃えやすくなりました。

しかし、置き場所を間違えると防災グッズが使用できなくなることもあります。防災グッズはどこに備蓄しておくのが良いのでしょうか。今回は、防災グッズの置き場についてご紹介します。

☆マンション暮らしの人は防災グッズをどこに置くのがいいの?

マンションで地震にあった場合にはさまざまなトラブルが起こると考えられます。

まず、マンションで地震にあった際に発生しやすいトラブルとして挙げられるのが「共同受水槽の破損」や「上層階から避難できない」などです。これらのトラブルから身を守るためには、防災グッズの置き場は玄関にするのが良いでしょう。

避難に必要になるのが、ヘルメットやライトなどの防災グッズです。地震が夜間に起こった場合は頭上から物が落ちてきても反応しにくく、危険が多いと言えます。また、暗闇で明かりを付けずに避難をするのは簡単ではありません。

そのため、身の安全を守りながら避難所にたどり着けるようヘルメットやライトなどの防災グッズを用意しておくのは重要です。避難グッズは、1つの場所にまとめず分けておくと安心です。有事の際にも速やかに避難しやすいでしょう。また、車中生活になることを予測し、車に防災グッズをおいておくと良いでしょう。

防災グッズの置き場にマンションの部屋などを選んでしまうと、取り出すのに手間取り避難が遅れてしまうことも考えられます。

☆1人暮らしなら防災グッズはどこに置いといても一緒!?

一人暮らしをしている際に災害に遭うと、自分の判断で避難をしなくてはいけません。

しかし、防災グッズを持たずに避難をしても、安心して避難所に辿りつけるとは限りません。また、防災グッズが足りていないと、避難後も安心して生活ができないことも考えられます。これは、避難所に多くの人々が集中するため、生活に必要な防災グッズが足りなくなってしまうためです。

一人暮らしの人の場合、最低限の生活を送るために必要なグッズが不足していても助けてくれる人が見つかりにくいです。災害時に衛生的な環境で最低限の生活を送るには、自分専用の防災グッズを避難所に持ち込むのが大切といえます。

しかし、生活に必要な防災グッズを1つのかばんやリュックにまとめてしまうと、重くなってしまうことも考えられます。必要な防災グッズを持ち出し、避難をするためには防災グッズをまとめた袋を2つに分けておくと分けておくと良いでしょう。

まず、一時避難をする際に持ち出すヘルメットやライト、ラジオなどはリュックなどにまとめ、玄関を防災グッズ置き場にすると便利です。就寝時に災害が起きても避難ができるよう、携帯電話などは枕元を置き場にすると良いでしょう。

二次避難の際に持ち出す食料や水、衛生用品などは直射日光の当たらない湿度の低い場所で保管しましょう。

防災グッズ、用意はしたけどどこを置き場にすればいいの?

☆寝室に防災グッズを置いておくのはありなの?

地震が起こった際には素早く避難するのが大切です。

しかし、人が就寝しているときは極めて無防備な状態になり、とっさの判断と行動ができるとは限りません。たとえ素早く避難できた場合でも、自分や家族が生活するために必要な防災グッズを持っていないと、安全な避難生活を送るのは難しいものです。

このようなことから、就寝時に地震が遭った際、素早く避難をするためには寝室を防災グッズ置き場にすると良いでしょう。防災袋のなかには、数日間支援がなくても生活ができるよう人数分×3日分のグッズを揃えるのが目安になるといわれています。食料や着替え、その他のグッズを含めるとリュックに詰めるべき防災グッズの量は多くなりがちです。

しかし、地震に遭った際には何よりも自分や家族の命を守るのが重要です。まずは、一次避難の際に必要最低限の物資を持って屋内から出ることを考えましょう。寝室は、食料や水などの本格的な防災グッズを置かず、身を守るために必要な防災グッズの置き場にすると良いでしょう。

避難をサポートする防災グッズとして挙げられるのが、懐中電灯や靴、軍手、ホイッスルなどです。一次避難で持ち出さなかった防災グッズは、余震が収まってから取りに戻ると良いでしょう。

☆玄関に防災グッズを置いといて、いつでも持って出られるように!?

屋内で地震に遭うことは、揺れによる恐怖心を感じやすいだけではなく、命の危険が及ぶ被害に巻き込まれやすいと言えます。

しかし、地震発生後何も持たずに外に逃げてしまうのは危険です。玄関を防災グッズ置き場にすることで、素早く安全に避難所に向かいやすいというメリットがあります。屋内で災害に遭った場合、玄関を通り屋外に出るのが一般的です。一方で、玄関を防災グッズ置き場にすることはデメリットもあります。防災グッズは、救援物資がなくても2日~1週間生活ができる程度の用品を詰めておくのが良いといわれています。

しかし、食料や水、寝具なども含めると荷物が重くなりやすいのも事実です。玄関に防災グッズを置いておくと、地震が遭った際に出口を塞いでしまうことも考えられます。また、多量の防災グッズを玄関に収納してしまうと、整理整頓がしにくくなってしまう場合もあります。

このようなことから、被災した際、速やかに防災グッズを持ち出しにくくなるリスクがあるのです。実際に災害に遭ってしまった際は、落ち着いて行動して玄関から速やかに避難できるように、適量を見極め普段から整理整頓をしておきましょう。

防災グッズ、用意はしたけどどこを置き場にすればいいの?

☆まとめ

防災グッズを用意していても、有事の際に使用できなければ意味がありません。

防災グッズの置き場としてふさわしい場所は、家族の人数やマンションか一軒家かなどによっても違いがあります。また、就寝中に地震が起こった場合、身を守るのが難しいことも事実です。早急に避難をするために別途、靴や懐中電灯、ヘルメットなどを用意しておくと良いでしょう。防災グッズの置き場を工夫して、家族や自分の命をしっかりと守りましょう。

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