そのリュックで大丈夫?持ち出しに適したリュックを考えよう

リュック
Pocket

万が一、災害などで避難したり避難所に行かなければいけなかったりする状況で、防災セットの持ち出しに適したリュックとは一体どのようなリュックなのでしょうか。

荷物が全て入ればいいとするのであれば、どんなリュックでも問題ないかもしれません。

しかし、適当に選んだリュックを非常時に持ち出しした際、不便があっては少なからずストレスにつながります。

大変な状況の時に、「こうすればよかった」などということがないように、準備するリュックも自分に合ったものを選定することが大切です。

リュックの大きさ

デイバックと言われるリュックですと、容量が小さく集めた防災セットが全て入らない場合があります。また、入ったとしても空きスペースがないと急遽荷物が増えた場合に対応できません。

では、どのくらいの高さ、幅、マチが最適なのでしょうか?

一般的に販売されている防災リュックのサイズを比較してみました。

A社 高さ 53 幅 30 マチ 14

B社 高さ 55 幅 32 マチ 15

C社 高さ 55 幅 30 マチ 20

A、B、C社とも、ほとんどサイズが同じでした。

このくらいのサイズですと、一人分の防災セットに衣類などを追加できる十分なスペースを確保することができます。

容量としては、24L~30Lが好ましいですが、ご年配の方やお子様が背負う場合は容量の見直しが必要な場合がありますので、背負う方が持ちにくかったり走れなかったり、しんどくならないような大きさのリュックを選びましょう。

素材

防災セットを用意する際に、地震をイメージしてとり揃える方も多いと思いますが、大雨による氾濫や火災、火山の噴火や台風など様々な災害があります。

特に、水害の場合は防災リュックを持ち出すことができたとしても、避難中に水に濡れてしまっては、リュックの中身が壊れたり湿ったりして使えなくなったり、リュック自体が重くなってしまったりする可能性があります。

万が一のために備えるには、防水性能があったり、撥水加工のしてあるリュックが好ましいといえます。

また、火災に備えるためには難燃性素材を使用した防災リュックなどもあります。デザインのオシャレなものはほとんどありませんが、ここまで備えておくと安心ですね。

 

疲れを軽減するために

リュックは両肩にかけることができ、重さが半分ずつになるため、ショルダーバッグやトートバッグよりも肩に負担がかかりにくくなっています。

また、両手が自由に使えるため、リュックを背負ったままで作業がしやすく、防災リュックにもっとも適しています。

ただし、リュックによっては疲れが溜まりやすかったり使いにくいものもあります。

そのようなリュックを選ばないために、家にあるリュックを防災リュックにしようとしている方は、特に以下の点を注意しましょう。

肩にあたる部分にクッション性があるかどうか

肩にあたる部分がレザー一本であったり、クッション性が全くない場合は防災リュックに向きません。数キロのものを背負っても肩にあたる部分が食い込んだり痛くならないものにしましょう。

背中にクッション性があるかどうか

背中に直接あたる部分にクッション性がないと、中に入れたものの形が直接背中に伝わり、場合によっては不快だったり背負いにくかったりします。

せっかく防災セットをリュックの中に入れたのに、有事に背負った時に角が尖ったものがあたると気になって走ることもままならないかもしれません。

背中部分にはクッションが入っていて優しくフィットしてくれるものを選びましょう。

メッシュなどの通気性のいい素材の場合は、背中が群れるのを防ぎ、快適に背負うことができます。

チェストストラップがあるかどうか

チェストストラップの有無で、疲労感が変わってきます。

リュックの左右の揺れを軽減してくれますし、体にフィットしてリュックを背負うことができます。結果、肩や腰への負担を軽減することができます。

ポケットの数と位置

非常持ち出し袋セット

ポケットはなるべく多い方がいい気がしますが、たくさんありすぎて何をどこに収納したかわからなくなってしまっては元も子もありませんね。

販売されている防災セットを調べた結果、一番多いポケットの数は「5つ」でした。

では、どの部分にポケットがあるものが多いのでしょうか。

1つ目と2つ目は、リュックの側面です。ほとんどの防災セットのリュックにはこの部分にポケットがあり、水やお茶などのペットボトルを入れられるようになっています。

稀に、側面に収納スペースがあってもペットボトルを入れることができないものがあります。必ず500mlのペットボトルがきちんと入るか確認しておきましょう。

3つ目、4つ目、5つ目に関しては多少の差異はありますが、リュックの前面部分に多くみられました。ここにティッシュや軍手など、すぐに必要になる可能性があるものを入れておくと便利です。

ポケットの数が、側面合わせて3つだと少なすぎてカテゴリ分けしにくくなります。

逆に6つ、7つありますと、どこに何が入っているのかインプットしておく必要がありますし、どこに入れたか忘れた場合は探すのが面倒になるかもしれません。

まとめ

ただ揃えたセットを入れるためだけに選んだリュックは、有事にストレスになりかねません。

後悔しないためにも、自分にあった形や大きさのリュックを用意して、万が一の災害に備えておきましょう!

 

「参考・参照サイト」

背負っても疲れないリュックの選び方とおすすめ15選 | メンズファッションマガジン +CLAP Men

https://mens.tasclap.jp/a2601

 

 

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