地震対策の基本は?

地震対策
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地震はいつ、どこで遭遇するか誰にもわかりません。地震を予知することは難しいですが、災害に対して備えておくことはできます。日頃から準備と対策を家族で話し合っておきましょう。

日頃から防災意識を高めておく

いざというときのために、日頃から家族の間で安否確認方法や避難方法を話し合って意識を高めておくことは重要です。
地震はいつ起きるかわからないことが怖さのひとつです。「いつか」ではなくすぐ行動することが肝心となってきます。

災害時には通常の電話回線が使えなくなると思っていた方が良いでしょう。自分の無事を知らせ、家族の安否を確認するためにはいくつかの方法があります。まずは公衆電話です。一般電話の回線は規制がかかりつながりにくくなりますが、公衆電話は優先電話とされるため規制されません。災害時には無料で使えますが、かけるために10円玉が必要です。ふだんから電話ボックスの場所を覚えておき小銭も意識して持っておくようにしましょう。

災害用伝言ダイヤル「171」は直線電話がつながらないときに役立ちます。非常時であわてているときに初めて使うのでは間違えやすいものです。毎月1日と15日(24時間)、正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)、防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)、防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)は「171」の体験利用できるので一度練習しておくと安心です。

自宅から避難するときは自身や家族の安否と避難先を張り紙しておくと効果的です。雨で消えないように油性ペンを使いましょう。また、空き巣にねらわれないように施錠は確実にしましょう。

保存食料などの備えを万全に

災害が起きても配給があるから大丈夫と思っていませんか?

実際の現場では外部からの支援の食料がすぐに届けられるとは限りません。特に自宅で過ごす場合はなかなか支援の手が行き届きません。買い物をしようとしても物流はストップしてしまいますので、家庭でしっかり備えをしておけばあわてずにすみます。保存のきく食品を備蓄用として取り出しやすい場所に保管しておくことをおすすめします。食品は常温で日持ちし、調理の必要がないものを中心に家族の3日分を目安に用意します。赤ちゃんやアレルギーのある人がいる場合は多めに備蓄しておきましょう。

非常食といっても難しく考えることはありません。缶詰や乾物、レトルト食品などは日頃くちにするものですが、比較的長期保存がききますし、お米や乾麺も長期保存ができるので備蓄用になります。

災害時の支援物資はおにぎりやパン、カップラーメンが主体となりますので、梅干しやふりかけ、漬物や佃煮があると味に変化がつけられ重宝します。また果物や野菜が絶対的に不足するので果物のゼリーや缶詰があると避難生活にうるおいが生まれます。ジャガイモやニンジンなどの根菜類も常にストックしていると重宝するでしょう。

飲料水も忘れずに準備したいところですね。調理も含めた飲料水の目安は1人1日で3リットル。夏場は熱中症予防なども考慮して多めに用意しておくと安心です。

地震対策は市販の防災グッズから

地震でおそれるべきなのが転倒した建物や家具での圧死です。重い家具は転倒しないように市販の防災グッズで対策をとるべきです。

特に寝室では就寝中に家具が倒れると下敷きになってしまいます。L字型金具や突っ張り棒で事前に対策を講じておきましょう。L字型金具は家具と壁を固定する商品です。天井と家具を固定するには突っ張り棒がおすすめ。主軸にバネが入っているタイプだとバネが揺れを吸収するので転倒しにくくなります。家具の前部の下に敷く転倒防止シートなども市販されています。大きな揺れでは部屋の中の冷蔵庫やテレビなど思わぬものが飛んできて凶器になります。

できるだけ物を置かないのが理想ですが、必要なものは固定しましょう。テレビやパソコンの下には粘着マットを敷きます。薄型テレビでは専用の固定バンドを使ってもいいでしょう。

食器棚は扉が両開きの場合、揺れで食器が飛び出すおそれがあります。落ちて割れた食器は破片が散乱するので非常に危険です。扉にはストッパーをつけることが効果的な対策になります。

地震直後は部屋にガラスが散乱することもあり、足元を保護できるスリッパなどもあると良いです。災害時にケガをすると避難に遅れが出ますので、ガラスには飛散防止フィルムを張っておきましょう。ガラスが割れにくくなり、防犯に対しても効果が期待できます。

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