非常食、保存水より大事なこと

非常持ち出し袋セット
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多くの人は保存水、非常食を購入することが防災対策になっていると考えていますが、実は保存水、非常食を購入するだけではほとんど意味がありません。
今回は保存水、非常食を購入する以外の防災対策を紹介していきます。

保存食や非常食を購入する以外に必要なこと

ヘルメット(カラフル)

自然災害前にしておくこと

地震による強い揺れに耐えることのできる家にしておきましょう。
例えば、家にいるときに地震による揺れで家が倒壊する可能性もありますので、
地震に耐えられるように耐震工事を進めておくことが必要です。
さらに、家の中の家具が地震の揺れで動かないように家具を固定したり、家具が動いても避難ルートを確保できるようにしたり、家具の配置を考えなければいけません。
また、防災セットを一ヶ所に配置するのではなく、
分散させて配置することによって、Aの防災セットまでの通路が塞がってしまっていても、Bの防災セットを持ち出すことができます。
玄関先や寝室へ分けておくのがおすすめです。

自然災害時に用意しなければいけないもの

自然災害が起きた時、
まず初めに必要になるのが「自分の身を守る道具」です。
地震などの揺れで物が落ちて来た時に頭を守るものがないと、
怪我をしたり頭上に物が落ちて意識を失ってしまったりする可能性があります。
そこで、必要なものが「ヘルメット」です。
ヘルメットがあれば、何もつけていない状態より安心することができます。
次に、必要なものは「ライト」です。
ライトは、頭につけるタイプである方が両手が空き、非常に便利です。
このように、「自分の身を守る道具」を用意し、そのあとに「避難生活を生き続ける道具」が必要です。

避難所生活時までに用意しておくべき「簡易トイレ」

避難所では、避難所のトイレが自然災害により使えなくなり、仮設トイレが設置されるまで排泄する場所がない場合があります。
トイレを我慢するために水分を控えていると脱水症状になり、エコノミークラス症候群などになる危険性が高まります。
阪神淡路大震災では、900人ほど災害関連死とされていますが、その原因にはトイレを我慢したことも影響したとされています。
トイレがつかえなくとも、簡易トイレなどを利用し、排泄を我慢しないようにしましょう。

簡易トイレの必要個数は?

内閣府のデータによると、災害時における1日のトイレ回数は5回です。
簡易トイレの備蓄数は、約1週間分用意しておきましょう。
(例)
3人家族の場合  5回×3人×7日=105回分が必要になります。
個包装されているものであればだいたい1つに小便が2回、大便が1回可能です。
1日に一人3個簡易トイレを使用すると、約63個必要となります。
また、選ぶときは「長期保存可能」「消臭性」「抗菌性」を確認しましょう。

トイレットペーパーの備蓄

トイレットペーパー
トイレットペーパーの生産量が多い県は静岡県ですので、東海地震が発生した場合はトイレットペーパーの生産が重要に追いつかずトイレットペーパー不足が発生します。
東日本大震災では被災地のみならず全国的にトイレットペーパーが不足しました。
目安として、いつも使用する分を把握し、最低でも一ヶ月分は用意しましょう。

まとめ

災害時には、保存水や非常食以外にもたくさん用意するものがあります。
「自分の身を守る道具」や「生き続けるの必要な道具」を用意して備えましょう。
また、有事にのためにどのようなものを揃えるか、どのような行動をするのかを考え防災対策をしていきましょう。

参考・参照サイト

経済産業省
トイレットペーパーを備蓄しましょう!
トイレットペーパーの備蓄推進に関するパネル展示を行います
内閣府
避難所における
トイレの確保・管理ガイドライン

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