赤ちゃんとお母さんが逃げるために必要なこと

産まれたての赤ちゃん
Pocket

子育て中のお母さんやお父さんは、地震や津波などの自然災害等に対して、自分と子供の分の用意が必要になります。
赤ちゃんは、自分で災害に備えたり学習したりする事はできません。
お父さんやお母さんが、赤ちゃんの分の防災グッズを準備したり、日頃から災害が起こった時の行動をイメージすることによって、有事に素早く逃げることが出来ます。

①日頃から気をつけておくこと

災害が来る前に、日頃から気をつけておくことで防げる予期せぬ事象を軽減することが出来ます。

寝室には、ものを置かない

就寝中の被災が多かった阪神・淡路大震災では、圧死率が高くなっていました。
タンスなどの大きい家具が倒れてから逃げることは困難です。体に倒れ、重症で動けなくなる可能性があります。
ベビーベッドを設置している場合は、下記のことに気をつけましょう。

ベビーベットより高くに物を設置しない

万が一ベビーベッドの中に落下物があった場合、赤ちゃんの安全に関わります。

前枠(扉)を下げたままにしない

地震の揺れによって、赤ちゃんが転落してしまう恐れがあります

おもちゃやぬいぐるみ、折りたたんだ布団を頭の近くに置かない

窒息を防ぐためにぬいぐるみ等を置かないようにしましょう。

場所を固定しておく

ベビーベッドが地震の揺れで移動してしまうことを防ぎます。
また、いつ地震が起きても守れる、目の届く範囲内で遊ばせるようにしましょう。

テーブルなどの角はガードする

ハイハイをし始めた赤ちゃんが、角に頭をぶつけて怪我をしてしまうことがあります。
災害時には家具が移動することもありますので、怪我をする危険性が更に高まる可能性があります。
テーブルや椅子が尖っている場合は、ラウンド状にできるアイテムを使用し、万が一ぶつけても怪我をしにくい状態にしておきましょう。

引き出しはロックガードをつける

地震が起こると、引き出しの中身が出て赤ちゃんを襲ってしまう場合があります。
また、引き出しの取ってで頭をぶつける可能性もあります。
赤ちゃんのいたずら防止で販売されているものですが、防災グッズとして活用することが出来ます。

②赤ちゃんと逃げるために用意するもの

お父さん・お母さんが用意するもの

保存水・食料

災害時の備蓄で一番印象の有る水と食料は、必要不可欠です。
赤ちゃんの準備も大切ですが、お父さんやお母さんもきちんと栄養をとれるように備えておきましょう。

ラジオ・懐中電灯

ダイナモラジオのように、ラジオと懐中電灯が一緒になったものも販売されています。
停電時や夜間に役立ちます。

ラップ・紙皿

紙皿の上にラップを敷いてご飯を食べることで、紙皿を節約できます。
赤ちゃんの離乳食をのせるのにも使用することが出来ます。

レインコート

雨が降っている場合、傘をさすよりレインコートを着るほうが素早く移動できます。
また、赤ちゃんを抱きかかえている場合は傘をさすことが出来ませんのでレインコートが適しています。

ブランケット

睡眠時や寒さよけに使用します。着替えを隠すのことにも使用できます。
簡易トイレ
用を足して、そのまま捨てることができます。
赤ちゃんのオムツもこの中に入れて捨てることが出来ます。

マスク

避難所での感染症を防ぎます。
赤ちゃんが感染症になると大変ですので、お母さんやお父さんが風邪などひかないようにしましょう。

歯ブラシ

一回きりではなく、何度も使えるタイプのものを用意しておきましょう。

救急セット

絆創膏やカット綿などを準備しておきましょう。

軍手・ロープ・ホイッスル

救助活動や、救助を求めたいときに役立ちます。

赤ちゃんのために用意するもの

ミルク・離乳食・おやつ

赤ちゃんの成長にあった食事を用意しましょう。定期的に赤ちゃん用の防災セットを見直す必要があります。

抱っこ紐

災害時は、人が押し寄せたり、道に亀裂が入っていたりガレキに埋もれている場合があります。そのような場合はベビーカーでの移動は困難です。

オムツ・お尻拭き

嵩張りますが、赤ちゃんにとって必要不可欠なものです。
袋にまとめて圧縮するなどして、工夫して用意しましょう。

着替え

季節ごとに、赤ちゃんの成長にあった着替えを見直しましょう。

小さいサイズのブランケット

寝る時間が多い赤ちゃんのために、掛け布団のかわりになるものを用意しておきましょう。

母子手帳

妊娠初期から子供が小学校に入学するまでの健康記録です。災害時も忘れないように持ち出しましょう。

まとめ

赤ちゃんが家にいる場合は、大人だけで生活しているときよりも配慮するべきことがたくさんあります。
赤ちゃんの目線になってみて、自宅のどのあたりが危険なのかを調査してみましょう。
防災セットを作る際は、お父さんやお母さんのものと赤ちゃん用のものを別にすると取り出しやすくなります。
一度必要なものを準備し、赤ちゃんを抱っこした状態で避難できそうなのかを調べてみましょう。
逃げられなそうな場合は、無くても問題のなさそうなものから減らしていきましょう。
最終的にカスタマイズが完了した防災セットは、玄関や寝室などの取り出しやすい場所に置いておきましょう。

参考・参照サイト

赤ちゃんがハイハイを始めると危険がいっぱい!安全対策をしよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です