赤ちゃん連れで避難する時のために!リストに加えておきたい防災グッズ

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災害はいつ起こるか分かりません。日頃から防災グッズの備えをしておくことが非常に重要です。避難は簡単ではなく、赤ちゃんを連れているとさらに困難になります。

赤ちゃんがいる場合は、通常の防災グッズだけでは足りないといえます。赤ちゃんと避難するのに役立つグッズをリストに加えておきましょう。そこで今回は、そのようなグッズを紹介します。

ベビーカーでの移動は危険!抱っこひも必須

ベビーカーは抱っこひもと比べて、赤ちゃんを運ぶ疲労が少なく、長距離の移動が行いやすいです。災害が起こって交通機関が使えない場合は、重宝すると思う人もいるのではないでしょうか。また避難所で赤ちゃん用のベッドとして利用したいと考える人もいるかもしれません。しかし避難の際は、ベビーカーを使わない方が良いでしょう。道路がひび割れていたり、がれきが散らばっていたりする状況では、ベビーカーで移動するのは困難だからです。また混雑している避難所で、ベビーカーを使用するとぶつかる危険があります。

抱っこひもを使用すれば、そのような心配はありません。それどころか避難時に役立つメリットが多くあります。たとえば両手が自由になるので、危険が迫ったときに対処しやすいです。赤ちゃんと密着しているので、はぐれてしまう恐れもありません。平常時と異なる雰囲気を察知して不安になっている赤ちゃんを安心させる効果も期待できます。用意する抱っこひもは、サイズに余裕があるものにしましょう。赤ちゃんの成長は早いので、ぴったりのサイズだと、いざというときに小さくて使えない可能性があります。

ミルクや哺乳瓶など授乳用品

避難所では状況が落ち着くまで、十分な食料が配給されないことがあります。ましてや赤ちゃんのミルクがすぐに配給されることは滅多にないでしょう。避難所には多くの人目があるので、気軽に母乳をあげるのは難しいです。

また十分な栄養を摂取できないことや、ストレスが溜まることなどが原因で、母乳が出なくなるケースも見られます。そのような事態に備えて、ミルクや哺乳瓶といった授乳用品を準備しておくのが望ましいです。

ミルクのもとには、粉状や固形のものがあります。開封と同時に劣化が進むので、小分けにパッケージングされている製品がおすすめです。また被災地では、ガスや電気の供給がストップして湯を沸かせないことも珍しくありません。水にでも溶けやすい製品を選びましょう。哺乳瓶も湯などで消毒するのが難しいので、使い捨てのタイプが安心です。避難中に割れると危険なので、ガラス製のものは避けるようにしてください。さらに、ミルクを作るのに使用する飲料水も必要です。ペットボトルが多すぎると重くなりますが、家族が飲む分も含めて3日分ほどは用意しておいた方が良いでしょう。

オムツやおしりふきなど衛生用品

被災地では衛生面に関する問題が起こりやすいです。

排泄物などの処理を適切に行えなくて、雑菌などが繁殖しやすいためです。それが原因で病気になったり傷が悪化したりすることも珍しくありません。特に赤ちゃんは免疫力が低いので、感染しやすく重病に発展してしまう恐れがあります。そのため赤ちゃんがいる場合は、衛生面に特に気を使わなければなりません。避難所では人数に対してトイレが少ないことが多く、保育園にあるような幼児用のトイレは1つもないことがあります。乳児の場合はもちろんですが、幼児がいる場合も衛生用品はしっかり準備しておいた方が安心です。

オムツはその中でも特に重要です。普段は1日あたり10枚もあれば十分であることが多いですが、1日あたり20枚を目安として用意しておきましょう。環境が急変したことによって、お腹を下してしまうことなどがあるからです。3日分の備えとして、60枚ほど用意しておきたいところです。おしりきふきも忘れてはいけません。

オムツを交換したときに、赤ちゃんのおしりや母親の手はしっかり拭く必要があります。ほかの汚れを拭くのにも利用できるので、乾燥していない新品をいくつか準備しておきましょう。

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