一人暮らしだからこそ食料の備蓄はしっかりしておきたい

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地震や台風といった自然災害はいつ起こるか分かりません。

さらに近年はテロなども心配され、どこで非常事態に巻き込まれるか予測できない時代といえます。一人暮らしは柔軟性があって気ままな部分が多い反面、何か起こった時には一人で対処しなければならないという大変さもあります。

自然災害やテロなどの緊急事態が起こっても大丈夫な食料を普段から備蓄しておきましょう。一人暮らしだからこそ備えておきたい食料の種類や備蓄方法についてまとめてみました。

気ままな一人暮らしでも災害時はとっても不安…

一人暮らしは気ままだと感じている人は多いかもしれません。

しかし、一旦災害などの非常事態が起これば不安な状況に陥る人は多いでしょう。特に備えておかないと困るものが食料です。ふだん仕事で留守をしがちな人の中には、自宅に食料を完備していないという人もいます。

そんな状態で災害が起こった時を想定して備蓄しておくことが大切なのです。同居家族がいれば、家族が備えているケースが考えられますが、一人暮らしは自分にしか頼れません。

災害が起こって食事に困るのはどんな時か考えてみましょう。まず、大きな地震の場合は、スーパーやコンビニの棚が転倒したりガラスが割れたりして営業できない状態に陥ります。台風などの場合は店内に水があふれることもありますし、外出が困難になることも少なくはありません。場合によっては、外出先から帰れないこともあるでしょう。

過去の大きな地震では、食料の買い置きがなかったために配給まで何も食べることができなかったという人もいます。一人暮らしだからこそ、災害時に備えて食料の備蓄をしておきましょう。

一人暮らしが持ち歩きたい常備食とは?

緊急事態はいつ起こるかは分かりません。必ず自宅に居られるとは限らないのです。

通勤途中に電車やバスが動かなくなり、足止めされることだって考えられます。また、会社から出られないという事態が発生するかもしれません。徒歩で帰宅しなければならない場合もあるでしょう。そんなことも想定して、常備食を携帯するのも良いのです。食料は自宅に備蓄すればそれで完璧とはいえません。

おすすめなのは、飴やチョコレートといった甘いお菓子です。チョコレートの原料であるカカオは栄養素が高く、空腹感を紛らわせることができます。できるだけカカオの含有量が高いものを選ぶようにしましょう。バータイプになっているものやビスケットタイプの栄養補助食品もおすすめです。小型のものが多く携帯しやすいので、常にバッグに入れておけば外出中に被災しても心強いのではないでしょうか。

こうした携帯食やお菓子、飲料は会社など毎日行く場所にも用意しておくと、さらに安心です。万が一、会社から出られないといった事態が起こっても、食べるものと飲み物があれば最低一晩は過ごすことができます。火が使える時に食べられるようなインスタント食品も置いておくとかなり空腹を満たせます。

一人暮らしだからこそ食料の備蓄はしっかりしておきたい

一人暮らしの部屋で食料品を備蓄するポイント

食料を備蓄するのはいいですが、いざという時に出せない場所では役に立ちません。備えるには場所を考えることも大切です。これは場所をいくつかに分ける方法や、食料ごとに分けて考えるのがポイントになります。

大きな地震の場合には、棚の転倒や落下物などで部屋の奥まで入れなくなることも考えておきましょう。2部屋以上の間取りなら、玄関の近くとキッチンなど2箇所に分けて備蓄することです。外で被災した時にも、一旦帰宅できれば簡単に必要な食料を玄関で持ち出せます。

そのため、玄関のようなすぐ出せるところには、加熱などの必要がなくすぐに食べられるものが最適です。パンの缶詰や水など一次非難時に簡単に口にできるものが向いています。

そして一旦落ち着いてから食べられるように、レトルト食品や缶詰など日持ちのするものも必要です。火を使う程度の簡単な調理が可能な時に食べるものなので、お米を買い置きするのもいいでしょう。

お湯を注ぐだけの味噌汁やカップスープも備えておきたい食料です。その他、フルーツゼリーやフルーツの缶詰などもあるとビタミンも摂れ、食事にもメリハリが出ます。こうした二次非難時用の食料はキッチンなど居住空間で良いですが、ワンルームの場合は1箇所にまとめておく方が出しやすくなります。

休日に試してみて!備蓄食料の一人試食会

非常食といっても、さまざまなものが出ています。ここで注意したいのは、非常食なら何でも良いという概念を持たないことです。

非常食は常温で何年も保存ができ、簡単に食べられるという特徴があります。そのため、実際食べてみると味が自分に合わないというものも多いのです。

また、災害時に何も使えないというのははじめの数日がほとんどで、ライフラインが回復してしまえば簡単に調理できるもので問題はありません。災害などの緊急事態に外出できなかったり食料が買えなかったりする時には、できるだけ自分の好みに合ったものを食べましょう。

緊急事態を乗り切るためのモチベーションが変わります。できるだけ自分の好きなものを主食にし、デザートやお菓子も備蓄しておくことです。非常食として出されているお菓子もたくさんあります。

また、子供向けのお菓子の中には1日に必要な栄養素がバランスよく配合されているものが多いので、備えておくのもいいでしょう。小包装になっているものなら食べる分だけ出せて衛生的です。

どんな非常食があるのか、どんな味なのかをいろいろ試してみると自分に合った食料が分かります。味や食べやすさなどを知るために、休日を利用して試食会をするのもおすすめです。
一人暮らしだからこそ食料の備蓄はしっかりしておきたい

まとめ

一人暮らしはいざ何か起こってしまうと、頼れる人がいないのがデメリットになります。

いつどんな災害が起こっても慌てないように、最低でも3日分を目安に食料を備蓄しておきましょう。

どんな非常食があるのかを調べ、一時避難用と二次避難用に分けて考えるのがひとつのポイントです。そして、一時避難用の食料は毎日携帯しておくことも忘れてはいけません。いつどこで被災しても慌てない、自宅に数日こもる事態になってもネガティブな気分にならずに過ごせるような美味しい食料を揃えておきたいものです。

一人暮らしだからこそ、自分の好みに合った食べやすいものを考えてしっかり備蓄しましょう。そして、賞味期限が近づいたら食べて、また補充しておくことです。

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