非常食として重宝するお菓子!おすすめのジャンルはどれ?

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ふだん何気なく食べているお菓子を、おやつや間食として常備している人も多いことでしょう。実はお菓子は災害時の非常食としてもおすすめです。

コンビニエンスストアやスーパーで簡単に手に入るお菓子は、いざというときに大活躍します。お菓子の種類ごとに非常食としてのメリットを知っておくと、お菓子を用意しておく重要性をより理解できるでしょう。

ここでは、お菓子が非常食に向いている理由について詳しくまとめていきましょう。

お菓子が非常食に適している理由とは?

お菓子が非常食に向いている理由は、まず日持ちするという点です。

災害時には、食糧を手に入れる手段が失われる可能性があります。それどころか、家に閉じ込められた状態で救出を待つような事態もありえるでしょう。そんなとき、保存期間を気にせずに口にできる食糧は貴重なものといえます。また、日持ちがいいと、買い足したり買い換えたりする頻度が少なくて済み、用意する手間を大幅に省略できます。

お菓子のカロリーも重要なメリットでしょう。コンパクトなうえにカロリーが高いお菓子は、非常時には重宝される存在となります。また、糖分が豊富ということもポイントで、糖分はエネルギー源となって疲労を回復させ、さらに脳の働きも活性化させます。

災害時の苦しい状況を想像すれば、お菓子はハプニングを乗り越えていくための重要な燃料源となります。非常食に加えておくといいでしょう。

非常食に向いているお菓子(その1)チョコレート類

非常食にぴったりのお菓子の代表格ともいえるのがチョコレートです。チョコレートは糖分や脂肪が多く含まれているため、ふだんは「太ってしまう」などの理由で敬遠する人もいますが、災害時には大切なカロリー源になります。

チョコレートにはカルシウムも含まれており、ストレス軽減効果もあります。災害時には厳しい事態が続き、どうしてもイライラが募りがちです。気持ちが落ち込んだり、誰かに八つ当たりしたくなったりする場面もあるでしょう。前向きに状況を克服するためのサポートをチョコレートは担ってくれるのです。

チョコレートを非常食にする際の注意点としては、保管の方法です。チョコレートは熱に弱く、簡単に溶けてしまう食べ物です。非常時にベタベタに解けたチョコレートを食べるストレスは避けたいところです。チョコレートを保管するときは、湿度が低く、直射日光が当たらない場所を見つけるようにしましょう。

非常食として重宝するお菓子!おすすめのジャンルはどれ?

非常食に向いているお菓子(その2)飴類

飴もまた非常食向きのお菓子です。飴、コンペイトウ、氷砂糖などは糖分のほか、種類によっては必要不可欠な成分を手軽に補給することも可能です。たとえば、クエン酸入りのすっぱい飴を用意しておくと、ストレス解消につながります。のど飴は体調が崩れたときの気休めとして機能するでしょう。

そして、飴のいいところは「長持ちする」という点です。一度口の中に入れたらしばらくは味を楽しめます。その間、リラックスすることもでき、気分転換のアイテムとしておすすめです。また、飴をなめると唾液が分泌され、満腹中枢が刺激されるので、一時空腹を誤魔化してくれます。もちろん、長期保存もききます。

飴を非常食にする注意点としては、単体でのカロリーはさほど高くないという点です。さまざまな状況で役立つ飴ですが、「空腹を誤魔化す」効果はあっても「空腹を満たす」効果は大きくありません。飴以外にもカロリーを計算できるお菓子や非常食をストックしておきましょう。

非常食に向いているお菓子(その3)クラッカー・クッキーなど

クラッカーやクッキーはさまざまな成分を含んでいるため、非常時の主食にもおすすめできるお菓子です。

小麦を原材料としているクラッカーやクッキーからは炭水化物、カルシウム、たんぱく質、ビタミンなどを摂取でき、災害時の健康管理には大活躍します。また、少量でも胃の中で膨張するので、腹持ちという面を考えても理想的でしょう。

非常食としてクラッカーやクッキーを選ぶ際には、塩気のあるものを選ぶのがおすすめです。塩分が失われると脱水症状を起こし、力が出なくなってしまいます。特に温度調整が期待できない非常時では、密閉空間で汗が垂れ流され、塩分が不足してしまう恐れがあります。そこで、塩気のある食べ物が手元にあると、力を温存するのに役立つのです。

ただし、家族に穀物アレルギーの人間がいないかチェックしておくことは大切です。災害時にアレルギーを発症すると大惨事になる可能性もあるからです。

非常食として重宝するお菓子!おすすめのジャンルはどれ?

お菓子は保存期間に注意!定期的な入れ替えを

お菓子は保存期間に余裕がある食糧だからこそ、つい補充や入れ替えを忘れてしまいがちです。

いざ災害が来たときに、食べられないものを保管していては無意味になってしまいます。もしも緊迫した状態で保存期間切れの食糧を口にし、体調を崩してしまったら大変危険です。保存期間をリストにして、補充のスケジュールを予定しておくと、安心して毎日を過ごせます。

また、非常食用に生産されたお菓子は、味が一般的なお菓子と異なる場合があります。例えば、非常食用のお菓子は甘味が薄かったり、癖があったりと、食する際に抵抗感を抱いてしまう人も珍しくありません。

そこで、普段から食べ慣れているお菓子を補充し、味を試す習慣を身につけましょう。知っている味、食べ慣れている味だと、ストレスはかなり軽減されます。非常時にも躊躇いなく口に運ぶことができ、カロリーを摂取できるようになるでしょう。

まとめ

日本では地震など自然災害の頻度が他国と比べてとても多く、さらにそれらの二次災害の可能性も切り離せません。

事実、近年でも地震や津波、土砂崩れなどの被害が報道されています。日本に住んでいる以上、これらのニュースを見て「自分には関係ない」と思ってしまうことはとても危険です。安全なうちに、災害時のシミュレーションしっかり徹底しておくことが全ての人に求められています。

中でも、生命の維持にかかせない非常食は重要です。一般的な非常食には食べにくいもの、なじみがないものがあり、せっかく用意したのに災害時に食が進まない人もいます。そこで、お菓子の重要性が注目されています。日常的に口にしているお菓子だからこそ、非常時にも抵抗なく口にでき、安心感を得られ、しっかりエネルギーも補給できます。これまで単なる「おやつ」として接してきたお菓子を「非常食」として捉えてみると、災害対策の精度を高められるでしょう。

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