しかし、これまで防災を意識していなかった人は、どのような防災グッズが必要か分からないかもしれません。そこで今回は、防災グッズのリストアップの方法を紹介します。
インターネットのリストなどを参考にマイリストを作成
世間の防災意識の高まりによって、インターネット上には防災に関するサイトが増えています。個人のブログなどで扱っていることもありますし、地方公共団体の公式サイトなどで特集されていることもあります。それらの中で防災グッズのリストを紹介していることも少なくありません。いくつか見てみると、一般的に必要とされている防災グッズを把握できるでしょう。
また、防災グッズを扱っているショップのサイトを見るのもおすすめです。購入の際に参考になるように、災害ごとに必要な防災グッズやその使い方などを紹介していることが多いからです。価格や具体的な商品名が分かるメリットもあります。
インターネットだけでなく、書籍を参考にするのも効果的です。防災関連の書籍は多く発売されており、おすすめの防災グッズのリストが載っているものもあります。防災グッズを早くそろえたいと思ってむやみに購入すると、災害が起こったときに必要なものが足りないと気付くかもしれません。インターネットや書籍などを参考にして、最初にしっかりマイリストを作成しましょう。
基本的な防災グッズに個人的に必要なものをプラス
インターネットのリストなどを参考にしてマイリストを作ったからといって安心してはいけません。飲料水や懐中電灯など、一般的に必要とされる防災グッズだけしかそろえられていない可能性があるからです。防災に必要なグッズには個人差があります。たとえば持病がある人は、その薬を数日分は用意しておいた方が良いです。被災地の病院や薬局は営業できなくなったり、被災者で混雑したりすることがよくあります。人が多いと寝付けない人は睡眠薬を用意するのもおすすめです。被災地ではたくさんの人と共同生活することになる可能性が高いからです。
また眼鏡やコンタクトがないと困る人は、予備を用意しておいた方が安心です。使用中のものが使えなくなると、被災地では簡単に購入できません。
このように他人には不要でも、自分には必要なものがあるでしょう。よく考えてリストにプラスしてください。
また自分だけでなく、家族に必要なものをプラスすることも大切です。たとえば、家族に高齢者がいる場合は介護用品も用意した方が良いです。乳児がいる場合は、避難先でミルクやおむつも必要になります。
季節によってリストの中身も変わる!
防災グッズのリストを作るときに注意しなければならないことがあります。それは季節によって必要な防災グッズも変わるということです。
非常用持ち出し袋にすべての季節の防災グッズを入れるのは難しいですし、重くなりすぎると避難に支障が出てしまう可能性もあります。そのため季節別のリストを作成し、季節が変わるごとに防災グッズを用意し直すのが理想です。特に夏と冬とでは、役立つものが大きく変わるので気を付けましょう。
たとえば夏は食品が腐りやすいので、非常食は缶詰を中心にするのが良いです。暑いと水分消費が多くなるので、喉が渇きやすくなる濃い味のものは避けましょう。停電になって冷房が使えないことも多いので、冷却効果のあるスプレーなどを用意しておくと熱中症の対策になります。また虫が多い時期なので、虫よけグッズがあると便利です。
冬の場合は防寒に重点をおく必要があります。カイロや体を温める成分が入っている非常食などを用意しておくのが望ましいです。夜は特に冷えるので、就寝用に毛布や寝袋もそろえておきたいところです。
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