女性向きの防災リュックって?中身はどんな防災グッズが必要?

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防災リュックには、飲料水や非常食などは性別や年齢に関係なく必ず入れておかなければなりません。しかし、中には男性であるか女性であるかによって重要度が大きく変わってくる防災グッズも存在します。

ここでは、女性に特に必要だと思われる防災リュックとその中身について解説していきたいと思います。

たくさん入って軽量なリュックを選ぼう

女性は男性と比べて力が弱いので、防災リュックの中身はできるだけ軽くしておきたいものです。しかしながら、女性は冷えやすい体質の人が多かったり生理があったりすることから、防災リュックに入れておかなければならない物資はどうしても多くなってしまいます。ですから、防災グッズを入れるリュックはできるだけ軽く、たくさん入るものを選びましょう。

「リュックではなく、キャリーバッグならたくさん入るし重くても大丈夫なのでは?」と考える人がいますが、これはおすすめできません。何故なら震災時は地面に亀裂が走っていることが多いため、キャリーバッグを転がして持ち運ぶことは困難だからです。もっとひどい場合は、瓦礫の中を進んでいかなければならないこともあるかもしれません。実際に道路がどの程度の被害を受けるかは予想できませんから、どんな状況の中でも最も動きやすいであろうリュックを用意するということを覚えておいてください。

救援物資で不足しがちな生理用品

災害時、不足しがちな救援物資の一つに生理用品があります。生理中の女性にとっては絶対に欠かせないものですが、男性にとっては必要のないものであるためか、どうしても忘れられがちです。

また、被災地でボランティアを取り仕切っている人は男性が多いため、女性のほうから「生理用品が不足しています」とはなかなか言い出しづらいでしょう。そのため、生理用品は自分で防災リュックの中に用意しておくことをおすすめします。ちなみに、生理用品が活躍するのは生理のときだけではありません。水が止まって洗濯ができないときなど、同じ下着を何日も連続ではき続けなければならない状況になることがあります。このようなときにナプキンを使用すると、下着をはき替えなくても2〜3日くらいなら耐えることができるのです。

そのため普段はタンポンを使用している人でも、防災リュックには念のためナプキンも入れておいたほうが良いかもしれません。もしくは、おりものシートで代用しても良いでしょう。それから、生理用品は一種類ではなく何種類か持っておいたほうが良いようです。これは、避難所で生理用品がなくて困っている女性と助け合うことができるからです。

女性を冷えから守る防災グッズ

女性は男性よりも筋力が少ないため、冷え性の人が非常に多いです。

また、冷えが原因で将来子どもが産めない体になってしまう女性もいます。そのため、女性は男性よりも身体を冷やさないよう特に気をつけなければなりません。少しかさばるかもしれませんが、毛布やひざかけは必ず用意しておきましょう。ただ、真冬になると毛布やひざかけだけで寒さを凌ぐことは難しいかもしれません。また、どこかに外出するときまで毛布にくるまっているわけにはいかないと思います。そのため、カイロも用意しておいたほうが良いでしょう。カイロは身体の一部しか暖めることができないというイメージがあるかもしれませんが、お腹・腰・足元を重点的に暖めると、身体全体がぽかぽかと暖まってきます。

寝るときには足元にカイロを置いておくと暖かく、よく眠れます。それから、指先を使う作業を行うときにあらかじめカイロで暖めておくと、指がかじかむことなくスムーズに作業を進めることができます。なお、低温やけどにはご注意ください。

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