災害時に必要な1日の水の量を知っているだけで、どのくらいの備蓄があればいいのか、災害が起きた時でも安心することができます。
また、きちんと災害に備えておくことで気持ちも楽になります。
災害時には何日分の水を用意すればいい?
約3日〜1週間分です。
災害が起きてから3日程経過すると、被災地域へ支援物資が届くようになりますので、水が手に入れられるようになります。
災害時に備える水の量
自分の体重から必要な水分量を知る例として、
「大人なら体重1キロ当たり50ml必要である」というのがあります。
この例で計算をすると、自分の体重が60キロであれば、
60キロ×50ml=3L必要となります。
幼児の場合は、その2倍の100ml。赤ちゃんの場合は、3倍の150ml必要になります。
家族のいる場合は、これを自分と家族の体重に当てはめて考えてみましょう。
(例)4人家族の場合
父
70キロ=70× 50ml= 3.5L
母
50キロ=50× 50ml= 2.5L
長男5歳
20キロ=20×100ml= 2L
長女0歳
4キロ= 4×150ml= 0.6L
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合計 8.6L
(例)の家族ですと、飲料水のみで1日約8.6L必要なことがわかります。
これは飲料水だけの計算ですので、ご飯や歯磨きなどでの使用を考えると、更に2〜3リットル多めに用意しておくのが安心です。
3日分ですと、
8.6(+2L)×3日分=31.8Lになります。
2リットルのペットボトル16本分になりますので、家族での備蓄となると、かなりの量が必要となります。
どのような水を用意すればいいのか
非常用のお水を購入するときに、調べておかなければならないのはお水の賞味期限です。
賞味期限が切れた水は、風味が変わっていることもあります。
「保存水」とよばれる賞味期限が5年以上の水を備蓄しておくと、期限の確認を頻繁にする手間がなく、賞味期限切れを防ぐことができます。
備蓄している水の賞味期限が近くなれば早めに使用し、新しいものに取り替えましょう。
万が一賞味期限が切れても洗濯や掃除用に使うことができます。
また、一般的に、2Lと500mlのペットボトルで販売されていますが、スペースのある方や防災セットに入れる用の水としては500mlがおすすめです。
2Lのペットボトルですとコップなどに移して飲む必要がありますが、500mlのペットボトルはそのままの大きさで飲むことができますし、どのくらいの水を飲んだのか管理もしやすいです。
ローリングストック法
ローリングストック法とは、「ローリング」=回転させながら、「ストック」=蓄えておくということを指し、いつも使える食材を多めに購入し、食べた分だけ買い足していく備蓄法です。
では、どんな食べ物をローリングストックすればよいのでしょうか。
(例)
- 米、もち
- めん類(スぺゲッティ、インスタントラーメン)
- 粉物(ホットケーキミックス)
- レトルト食品(カレー、ミートソース)
- 缶詰(魚、果物)
- 汁物(インスタント味噌汁)
- 乾物(のり、わかめ)
- チョコレートなどの菓子類
同一商品を大量購入してしまうと、どうしても飽きてしまうことが考えられますので、色々な種類のものを買っておきましょう。
トイレやお風呂などの衛生用水
生活に欠かせないのがトイレやお風呂といった衛生面ですが、例えばトイレ1回に使う水は10リットル、お風呂では100リットル近い水が必要ですので、備蓄しておくことは事は困難です。
非常時のためには、携帯用トイレや体を拭くためのウェットティッシュ、水を使わないシャンプーなどを備蓄しておきましょう。
水道水の汲み置き
水の備蓄方法に水道水の汲み置きという方法がありますが、その場合いくつかの注意点があるので気をつけましょう。
密栓できる容器を使用してください。
水道水は容器の口いっぱいに入れ、なるべく空気を少なくし、フタをしっかりしましょう。
保存場所には冷暗所がいいでしょう。3日間を目安に水を入れ換えましょう。
携帯型浄水器の活用
携帯型浄水器には色々な種類があります。
・ストロータイプ
比較的安価で持ち運びが楽なものです。桶の水など直接飲むタイプのものです。直接吸わないといけないので、お年寄りや小さなお子様には使いづらいかもしれません。
・ボトルタイプ
水筒のように持ち運びができるので大変便利です。
・ポンプタイプ
大量の水をろ過するタイプのもので、ポンプの力で水を吸うので力が入りません。ただ、相当量の水をろ過するので大掛かりなフィルターが必要になります。
付近に川や池があれば大変便利です。湯船の水も飲み水となるので、
もしもの時のために一つあると良いでしょう。
最後に
水は人間にとって欠かせないものです。
非常時に全く水が無いということがないように、必要な分きちんと備蓄しておりましょう。
準備することは大変ですが、万が一のことを思うと準備する他ありません。
参考 参照サイト
非常用の水の必要量を知っておこうまた保管場所は?賞味期限はどのくらい?
防災グッズの水で賞味期限が長い保存水は?
https://okini-item.net/399.html
備える.jp
http://sonaeru.jp/provision/water/intro/p-10/
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