そこで今回は、災害が起こったときの家族との連絡手段を確認し合っているかどうか、アンケート調査してきました。
【質問】
災害発生時の連絡先とその方法をご家族で共有していますか?
【回答数】
している:45
していない:55
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年01月04日~2017年01月18日
■有効回答数:100サンプル
携帯電話がなければ連絡が取り合えないって本当?
アンケートでは、家族との連絡先や連絡方法を共有していないという回答の方がわずかながら上回りました。
・災害グッズも準備しよう、と何かあるたびに話しているが結局なにもできていない…やらなければいけないとは思っている。(30代/女性/契約派遣社員)
・お互いに決めた方法で連絡が取れなかったときに不安になってしまいそうなので。(20代/女性/自由業・フリーランス)
・共有の仕方が分からないのでやっていません。ケータイを持っていない家族とは共有のしようがないので。(20代/男性/自由業・フリーランス)
・スマホがあるからいいや、と、のんきに構えてしまっているかもしれません。 話し合ったこともありませんでした。(30代/女性/専業主婦)
・主人が普段から携帯電話を持ち歩かない人なので、災害時に連絡自体取れないから。(30代/女性/自由業・フリーランス)
連絡先をお互いに確認し合っていないという回答では、必ずしも防災意識が低いというわけではなく、確認を先延ばしにしている傾向があることがアンケート調査から読み取ることができます。携帯電話を持っていない家族がいると連絡を取ることができないという意見が散見されましたが、地域の避難所や集合場所などを確認し合うことで、携帯電話がなくてもお互いの安否を確認できることでしょう。
安否の確認手段は意外に多くある
続いて連絡手段をお互い把握しているという回答を見ていきましょう。
・災害発生時は別々にいた場合、スマホで連絡を取ります。もし連絡が付かなかった場合は近所の避難所に向かうことを約束しています。(30代/女性/専業主婦)
・日本にプロバイダがあるものはあてにならないからFacebookで連絡を取り合うようにしている。(30代/女性/会社員)
・全員の携帯番号を書いた紙きれを常に、持ち歩くようにしている。(30代/男性/専業主夫)
・携帯や職場の電話番号の把握はもちろんですが 互いに連絡取れない場合には、親戚の誰某に連絡できればして伝言を頼むことにするとか、家に帰れない場合にはどこに避難するかとか決めてあります。(40代/女性/パートアルバイト)
・全国に親戚が点在しているので、そちらを中継地点の役割をお願いしています(30代/男性/会社員)
アンケートに寄せられた声からは、携帯電話が主な連絡手段として支持されていることがわかります。災害時は電話での連絡がしづらくなる傾向にありますが、アプリケーションを活用することで連絡がスムーズに取れることがうかがえます。また、親戚を活用するという意見もあり、携帯電話以外にも利用できるツールは多くあるようです。
災害による二次ストレスを軽減させるために
自然が豊かな日本ですが、地震や津波、火山噴火など、世界的に見て自然災害がとても多い国です。災害によるストレスを拡大させないためにも、常日頃から災害が起きたときはどう行動するかを家族間で確認しておくことは大切です。
アンケートによると、携帯電話が連絡ツールとして広く使われているようですが、災害時には電話での連絡が取れないこともあります。電話連絡以外の方法も確認しておくと、さらに安心感が得られることでしょう。
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