水害から大切な家や自分・家族の身を守るために出来る事

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日本では、集中豪雨や台風などにより、床上浸水や河川の氾濫等の水害が起こっています。

2015年、豪雨による鬼怒川の氾濫。

2016年、台風による河川の氾濫だけでなく、梅雨前線の停滞による記録的な大雨の影響で発生した土砂災害・浸水。

2017年、豪雨の影響により、日本各地での水害。

過去3年を振り返っただけでも、毎年起きている水害。

しかし、水害への対策方法がわからなかったり、実際に自分の身に起こるまではどこか他人事のように感じたりしてしまってはいないでしょうか。

大切な家やその中にある思い出・そして自分の身や家族の身を守る為、私達は一体何が出来るのでしょうか。

家を守る為に出来る事

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土嚢(どのう)

土嚢は、布袋の中に土砂を詰めて用いる土木資材のこと。適宜、土砂を詰め袋を縛り積み上げることで、水や土砂の移動を妨げることができることから、水害時の応急対策や土木工事全般に用いられるほか、爆発物の処理、銃弾や砲弾破片を防ぐ遮蔽物などにも用いられる。砂を詰める場合には砂嚢(さのう)ともいう。

(引用:土嚢 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%9A%A2

土嚢は、自分でも用意する事ができます。

専用の袋がなくても、大きめのレジ袋やゴミ袋などで代用可です。

中に入れる土や砂は、袋に満タンに入れず、8割程度の量にしましょう。

満タンだと土嚢が固く柔軟性がない為、積んだ時に土嚢と土嚢の間に隙間ができてしまいます。

8割程度だと、柔軟性がある為、積んだ時に土嚢同士の隙間が出来にくくなります。 

砂や土の代わりに水を入れる、水嚢でも代用可能です。

止水板(しすいばん)

止水板とは、豪雨や洪水などで、通常が侵入しない箇所にの侵入を防いだり、侵入しようとするの流れを変える。 「防水」とも呼ばれる。 また類似した用語に「防潮」(ぼうちょうばん)がある。 の侵入をふせぐ用具に「土嚢」がある。

(引用:止水板 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E5%9A%A2

家の出入り口部分に長めの板を設置し、重い物(上での説明にある土嚢や水嚢など)で固定し浸水を防ぎます。

板がない場合、テーブルやタンス、畳などでも代用可能です。

自分や家族の身を守るために出来る事

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浸水の危険があるか、ハザードマップで事前に確認!

自分の住む場所が、長雨や豪雨の際に危険な場所にあるかどうか、

各自治体から、河川氾濫のハザードマップが公開されていますので、

大きな河川の近くにお住まいの方などは事前に確認しておきましょう。避難ルートも同時に調べておくと良いでしょう。

川の様子などを見に行かない!

続く大雨で、近くに川などの様子が気になっても、見に行くのはやめましょう。

大雨の際に川の様子を見に行って被災してしまうケースもあります。

様子を見に行くのは大変危険なので、テレビやインターネット等で情報を得て、実際に見に行くのはやめましょう。

暗くなる前に避難!

暗くなってからの避難は周りが見えにくくなるだけでなく、雨音等で周りの音も聞こえにくくなり大変危険です。

特に災害に弱い高齢者や小さなお子様がいるご家庭では、より早めに避難するようにしましょう。

〜避難のタイミング〜

災害避難は、「避難警報」「避難勧告」が出た時に考えましょう。

その後「特別警報」が出てからでは、災害のひどい地域では避難が困難になってしまっている場合があります。

浸水が始まると、道路はあっという間に増水してしまうので、早めに避難しましょう。

そして避難の際には、自転車や車は使用せず、出来る限り徒歩で避難しましょう。

自転車や車は、水の勢いが強まったり水位が上がってくると、車輪が動かずに流されたり、

エンジンが動かなくなり、車内に浸水する可能性もあります。

避難の際の足元は、長靴よりもスニーカー等がオススメです。長靴に水が入ると、重くなり動きにくくなります。スニーカーの場合は、入る水の量も長靴に比べ少量で避難に向いています。

できるだけ河川から離れた高い道路を歩き、出来る限り冠水している道を通るのは止めましょう。

やむを得ず冠水している道路を通る際は、棒や杖など長めの物を持ち、足元に危険がないか確認しながら避難しましょう。

垂直避難

避難場所まで避難する余裕がない場合や、道路に流れができてしまっており避難が危険な場合は、自宅や近隣のビルの上の階などに避難しましょう。

しかし、原則としては、災害が発生する前にしっかりと情報を得て、避難場所など安全な場所に早めに避難する、ということを忘れてはいけません。

まとめ

水害は、災害の中でも、危険が近づいていると実感を感じにくく、逃げ遅れが出やすい災害と言われています。

身近に迫らないとわからなかったり、まさか堤防は壊れないだろうと思ったり、自宅に水が侵入してきて初めて避難を考えたりする方もいます。

備えておいて、調べておいて、知っておいて何一つとして損はありません。

大切な家・自分の身・家族の身を守れるよう、今一度水害についての意識を見直し、いざという時に早めに行動ができるようにしておきましょう。

参考・参照サイト

トクする防災! 避難の心得 水害・河川氾濫編

https://tokusuru-bosai.jp/refuge/refuge02.html

常の樹  洪水や大雨による浸水避難のタイミングは?注意する事や心得も紹介

https://tokosie-jouhou.net/2704.html

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