自然災害は、いつどんな状況の時に起こるのかわかりません。
家族が全員一緒にいる時。家族みんなが離れた状況の時。お父さんだけ仕事に行っている時。等の状況だけでなく、
昼間なのか、夜なのか、寝静まった夜中なのか等、時間帯によっても取らなければいけない行動に違いが出てくると思います。
そんな災害に備え、家族間で事前に話し合っておくべきことは何でしょうか。
想定できる状況
・子どもが学校や遊びに出ている
・親が職場にいる
・出先からの帰宅中で交通機関が麻痺してすぐに合流ができない
・家族全員が一緒
話し合っておくべき内容
・子どもはどうするのか。
お子様がいらっしゃるご家庭の場合、
学校や幼稚園等に行っている間に災害が起きた時にどうするのか。
両親共に仕事だった場合、職場が近い方や動きやすい方がお迎えに行くのか、
お子様自身に動いてもらうのか、お子様含めてきちんと話し合い決めておくと良いでしょう。
・家族が離れた場所にいる時の集合場所
学校や遊びに出かけていたり、両親は働きに出ていたり、
家族が離れた場所にいる時に災害が起こる事は少なくありません。
その際の集合場所はどこにするのかを事前に話し合っておきましょう。
”〇〇学校の正門前”など、なるべく具体的に決めておくと良いかもしれません。
そして、災害時に通れなくなってしまった道路等がある場合もあるので、
集合場所に行く為のルートは何通りか決めておき、事前に家族で歩いてみることも大切です。
※ルートを決める際に避けるべきポイント※
1.古い建物
2.ガラス張りのビル
3.ブロック塀
4.河川の近く
5.土砂災害や落石が起こりそうな場所
・連絡方法はどうするのか
携帯電話を持っている場合は電話で連絡を取り合うのか、
携帯電話を持っていない状況や、持っていないお子様やお年寄りとの連絡方法はどうするのか等、
色々な事態を想定して話し合うことが大切です。
電話で連絡を取り合う場合、回線が混み合っていて繋がらない場合もあります。
その際に活用できるアプリやSNS,伝言ダイヤルにはどのようなものがあるのか、
下記で紹介していきます。
活用したいツール
・災害用伝言ダイヤル
171災害用伝言ダイヤルは、メッセージを聞く際もメッセージを残す際も
まず171をダイヤルします。
そこからはガイダンスに従いながら録音か再生かを選択し、ご自宅や連絡を取りたい方の電話番号を入力します。
再度ガイダンスに従いながら録音か再生をする事ができます。
もしもの時に慌てないよう、171災害用伝言ダイヤルサービスの使い方を覚え、
連絡を取りたい方の電話番号を記憶しておいたり、いつも持ち歩く物に番号を書いて入れておくと良いでしょう。
・携帯用の災害用伝言板
各携帯会社が提携しているサービスに、災害用伝言板というものがあります。
171災害用伝言ダイヤル同様にメッセージを残すことができたり、
消息を知りたい方の電話番号を入力して安否確認ができたりします。
使用方法は各携帯電話会社によりますので、事前に確認しておきましょう。
・SNS
Twitter・skype・Facebook・LINE等、今はたくさんのSNSが存在します。
東日本大震災の時、電話が繋がらない時でもSNSで安否確認ができた、という話題が上りました。
Twitterではリアルタイムで現状を写真でアップしている方も多く、情報を知るのに役立ちます。
ですがその反面、誤情報などもある為、信用できる情報なのかは見極めが大切です。
・遠方の親戚や友人との連絡
この方法は、携帯電話が普及する以前に多く取られていた方法の一つのようですが、
頭に入れておくと良いかもしれません。
災害発生時、被災地付近では電話が繋がりにくくなることも多いようですが、
被災地から離れると電話が繋がりやすくなるようです。
もし電話が繋がらない場合、被災地から離れた場所に住む親戚や友人に連絡し、
そこから他の家族や友人に連絡を取ってもらうという方法です。
遠回りにはなりますが、大切な方の安否を知る手段として覚えておくと良いでしょう。
まとめ
災害が起きた時、家族と連絡が取れない・家族の安否がわからないということはよく聞きます。
自分の身にもいつ同じ事態が起こるかわかりません。
少し想像しただけでも多大な恐怖感と不安感に襲われます。
だからこそ、家族間できちんと話し合う事が大切であり、決めておかねばならない事だと思います。
”いつか話そう”・”今度でも大丈夫”などと先延ばしにせず、早めに話し合っておきましょう。
”生きていれば必ず会える”ことを忘れず、いざという時離れてしまっても
”家族も生きている”と信じられるよう、
日頃から家族で災害時の行動を確認し合っておくことが大切なのです。
参照・参考サイト
災害時の家族間の連絡方法! スマホが使えなかったらどうする?
http://tatsujinlife.com/3263.html
災害時に家族と避難場所や連絡方法を話し合いする必要
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