防災グッズといえば、懐中電灯や薬箱、携帯ラジオなどが定番ですが、今では、ひと昔前まで考えられなかった便利なグッズも登場しています。
そこで、いざという時のためにぜひ用意しておきたい最新の防災グッズをご紹介していきます。
地震対策の最新防災グッズ
大地震が都市を直撃した場合、高い確率で電気やガスが止まります。
暖かい季節ならまだよいのですが、真冬に電気もガスも使えないとなると、どうやって暖をとるかが問題になってきます。
そんな時にあると便利なのが、『BioLiteキャンプストーブ』です。
その名の通り、本来ならキャンプで使うものですが、小枝や紙切れなどと一緒に着火剤を入れるだけで簡単に火を起こせるので災害時には心強い味方になってくれます。
しかも、ファンを回すと炎の勢いを調整できる上に、火力を電気エネルギーへ変換することも可能で、緊急時の充電器としても利用できます。
また、水道が止まった場合は、飲み水を確保しなければなりません。
しかし、都会できれいな水を確保するのは非常に困難です。
そこでおすすめなのが、『Mizu-Q(ミズキュー)』です。
ミズキューはストローの形をした浄水器で、魚が住めるレベルの淡水ならそのまま飲むことが可能です。
つまり、魚が住んでいる川や池が近くにあれば水道が止まっても飲み水には困らないわけです。
さらに、地震によって火事が発生すると消火活動を行わなくてはなりません。
ただ、従来の消火器は女性や子供には扱いが難しく、しかも、火元に近づかなくてはならないため、危険が伴います。
そんな不安を解消した防災グッズが『ラクシーシンプル』です。
難しい操作は必要なく、ただ炎に向かって容器を投げ付けるだけで、中の消火剤が飛び出し、一瞬で炎を鎮めてくれます。
水害対策の最新防災グッズ
大雨で家に水が迫った時、まず行わなければならないのは、家の周辺に土嚢(どのう)を積んで水の侵入を防ぐことです。
しかし、土嚢の重さは5キロ~10キロほどもあります。
緊急時にそれだけの重さのものを何十個も移動させるのは大変な作業です。
しかも、高齢者がひとり暮らしをしている場合、とてもひとりで扱えるものではありません。
そもそも、そんな大量の土嚢をどこに備蓄しておくかが問題です。
そこで出番となるのが、『吸水性土嚢』です。
吸水性土嚢は中に吸水材が入っており、乾燥している状態での重さはわずか数百グラムにすぎません。
それが雨などで水を吸い込むと、中の吸水材が膨らみ、重量のある立派な土嚢になります。
これなら、高齢者でも簡単に持ち運びができますし、普段はぺったんこになっているので収納にも場所をとらないでしょう。
また、水が土嚢を越えて玄関先まで迫ると、扉にテープでビニールシートなどを貼って侵入を防ぐ場合があります。
しかし、たいていは水圧に耐えられなくなり、隙間をこじ開けられて水漏れを起こしてしまうものです。
そんな時、『水ピタ防水シート』なら、隙間ができそうになるとそこに防水シートが入り込み、水の侵入を防ぐようになっています。
通常のビニールシートに比べると、約3倍の耐性があるため、最後の防波堤として頼りになる存在です。
おもしろ最新防災グッズ
防災グッズは上記で紹介したもの以外にもユニークなものがたくさんあります。
例えば、『キングジム 着る布団&エアーマット』は服の形をした寝袋で、これなら災害時にどこでも仮眠がとれますし、余震や火事の際には寝袋を着たままでも素早く行動ができます。
また、『アドレンズ・エマージェンシー・グラッシーズ』は緊急用のメガネです。
地震や洪水などでコンタクトレンズやメガネを失った場合、視力の弱い人は満足に行動ができなくなってしまいます。
しかし、緊急用防災袋の中にこれを入れておけば、レンズの度数を自由に変えられるため、代用メガネとして利用できます。
しかも、災害を想定して作られているので耐久性が高く、簡単には壊れません。
そして、最後は『非常用水電池』です。
災害時にはとにかく電気の確保に苦労するものですが、水電池があれば穴から水を入れるだけで電気が発生します。
しかも、電池が弱くなれば、水を入れ直すことで3回ほど再使用が可能です。
このように、現代では多様な災害グッズが揃っているので、周りの環境も考えた上で必要と思うものを集めておくのがよいでしょう。
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