災害時に慌てないためには、普段からしかるべき準備をしておくことが大切です。ペットを飼っている人にとっては、ペットの災害時対策も不可欠ではないでしょうか。
そこで、地震などの災害時にペットの預け先を決めているかどうかについて、20~50代の男女100人を対象にアンケートを取ってみました。
【質問】
大きな地震が起きた際などに、飼っているペットを預ける先は決めていますか?
【回答数】
決めている:18
決めていない:82
アンケートの結果、ペットの預け先を決めていないと答えた人が多く、全体の8割を超えることがわかりました。
・もしもそのような事態になったら車で1時間のところの実家に預けようと思います。(40代/男性/正社員)
・親戚・知人はみな近隣に住んでいるので、もし災害が起きたら恐らくペットを預かってくれる余裕がみなないと思う。このような時にペットを預かってくれるところの探し方がわからない。(20代/女性/専業主婦(主夫))
・ペットは普段預けることがないので、あまり考えたことがありません(40代/女性/専業主婦(主夫))
・なし。どこかに預けるのではなく管理下に置いたうえで避難する。(30代/男性/個人事業主)
・現在は金魚のみを飼っていますが、地震があったら水槽の維持が大変です。預けるにしても、水も一緒で無いといけないので厳しいです。(40代/男性/正社員)
災害時には実家に預けたい人がいるようです。しかし、親戚などが近隣にいる場合は、自分のことで精一杯になるかもしれません。
普段からペットを預ける習慣がない人は、災害時対策まで考えが及ばないことがわかりました。
ペットと一緒に避難をする方法もありますが、魚のようなペットを飼っている人には難しいと言えるようですね。ペットといえばイヌやネコが連想されますが、いろいろな種類がいるため、それぞれに合わせた適切な対応が必要ではないでしょうか。
一方、ペットの預け先を決めている人の意見も気になるところです。
・地震などの災害のとき実際どのようにしてそこに預けにいけるのかはわかりませんが、遠方の親戚にそのような話をしています。(50代/女性/専業主婦(主夫))
・一応、親戚に頼むつもりだが、実際にその時が来たらどうなるかわからない。(30代/女性/個人事業主)
・遠方に住んでいる(付き合いは年に数回程度)親戚の所か、近所の動物病院(20代/女性/パート・アルバイト)
・いつも通いつけのペットホテルに預けているのでそこでお願いしたいと考えています(40代/男性/正社員)
・同行避難します。ペットを受け入れてくれる避難所もあるので、普段から人やケージに慣らし、トイレの躾などをしています。(40代/男性/正社員)
遠方の親戚を頼る傾向がみられます。また、親戚と話をしている人もいますが、そのときの実際の対応がイメージできないことも少なくないようです。
動物病院に預けたいとの声や、ペットホテルにお願いしたいとの意見も寄せられています。一方、ペット受け入れ可能な避難所を利用するために、ふだんからトイレなどの躾を行っている人がいることもわかりました。
そのためには、日頃から避難所情報収集が欠かせないと言えるようですね。
ペットを飼っているみなさんはペットの避難先を決めることが大切
アンケートの結果、ペットの預け先を決めていない人が多く、全体の8割を超えることがわかりました。
親戚などが近くに住んでいる場合は、大規模な災害時に助け合うのが困難かもしれません。一方、ペットの預け先を決めている人からは、「遠くの親戚」との意見がおおくありました。
ペットホテルや動物病院も候補に挙がりますが、自宅に近い場合は預けられない可能性もあるのではないでしょうか。なお、同行避難するとの回答は、ペットの預け先を決めていない・決めている人の両方にみられますが、受け入れの可否が大きな課題と言えるようです。
ペットを飼っているみなさんは、災害時に備えてペットの避難先を予め決めておくことをおすすめします。
■調査地域:全国
■調査対象:【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59
■調査期間:2017年07月13日~2017年07月27日
■有効回答数:100サンプル”
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