どこが最適?マンション住まいでの防災グッズの置き場

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地震や火災などの災害に備えて防災グッズを揃えようと考えた時に、普段どこに何を置いておくのがよいかわからないという人もいるでしょう。

マンションに住んでいる場合は、玄関や枕元、グッズによっては車などが候補となります。そこで、マンションのどこに防災グッズを置くのがよいかについて紹介します。

メインは持ち出しやすい玄関先に

マンション内で防災グッズを置いておく候補の1番手は玄関です。

玄関に置くべきものを選ぶときのポイントは、屋外に避難する際に持ち出すべきものを選び出すということです。すぐに持ち出せるように防災リュックなどに必要な防災グッズを詰めておくとよいでしょう。

避難所に移動したとしても救援物資がすぐにくるとは限りません。そのため、2日から3日程度生き延びるのに最低限必要な飲料と食品、衣服などと、生活再建に必要となる預金通帳やクレジットカード、実印などの貴重品を入れておくことをおすすめします。けがに備えて最低限の応急処置ができるよう救急用具をいれておくのも忘れないようにしましょう。

サランラップやスーパーのビニール袋もさまざまな用途で活用できますので備えておくと役に立つはずです。特に冬の間は防寒対策が必要となります。コートなどはかさばりますので、薄く折りたためる防寒用の特殊フィルムでできたシートを入れておくとよいでしょう。ただし、多くのものを持ち出すのは困難ですので、まず避難にあたって最低限度必要なものに絞り込むことがポイントです。

どこが最適?マンション住まいでの防災グッズの置き場

枕元に置いておきたいグッズ

マンションの中では、枕元も防災グッズの置き場としては有力な候補となります。

枕元に置いておきたいグッズとしては、懐中電灯と靴です。

持って非難するグッズというよりは、夜間の災害時に発生する停電でも動けるように足元などを照らす懐中電灯は枕元に置いておくべきでしょう。電池切れになっていないかどうか定期的に確認することが注意点です。また、地震が発生して窓ガラスが割れたり食器が割れたりしている可能性がありますので、足を守るために靴を置いておくのも有効です。

一軒家の場合は、玄関と寝室が離れているケースもあり、防災グッズを玄関まで取りに行くのが難しい状況も考えられますが、マンションの場合は玄関と寝室はそれほど離れていないでしょうから、メインの防災グッズは玄関に置き、靴を枕元に用意しておけばよいでしょう。ただし、寝室でけがをして動けない場合を想定して、ペットボトルの水や動けないことを知らせるためのホイッスルなどを置いておくとさらによいでしょう。スマホなども枕元に置いておけば、連絡手段が確保できるとともに緊急地震速報などをいち早く確認できます。

どこが最適?マンション住まいでの防災グッズの置き場

車の中に置いておきたいグッズ

マンションに住んでいる人が防災グッズを置く場所の候補としてはも選択肢の一つです。

マンションに住んでいる場合、大きな物置を確保することは難しいでしょう。しかし、車を持っている場合は倉庫のかわりとして大量の防災グッズを保管しておくことができます。災害が発生した場合は、車を使って非難することは難しいはずですが、避難所に行ったあとで自宅に戻る機会があれば車から防災グッズを取り出すことができます。例えば、大量の水や食料、かさばる衣服などは、車に置いておくとよいでしょう。乾電池や衣料品も積んでおくと役に立つはずです。

また、車は電源として使える可能性もありますので、車から電源がとれるケーブルなどを備えておくのも有効です。さらに、比較的かさばる簡易型トイレやタオル類なども多めに車に乗せておけば安心でしょう。避難生活が長期化した場合、仮設住宅以外の拠点にもなるのが車のメリットです。車を防災拠点と位置付けて何を常備しておくか考えてみることをおすすめします。

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