いざ災害に直面したとき、防災の準備をしているか否かによって、命運が分かれることもあります。防災意識を持ちつつも、面倒で準備を怠っている方は多いと思います。しかし災害はいつ起こるかわかりません。「いつかやろう」ではなく、いますぐ防災の準備に取りかかることをおすすめします。
そこでご紹介したいのが、災害時に最低限これだけはそろえておきたい防災グッズです。これからご紹介するグッズをリスト化し、災害に備えましょう。
頭を保護するグッズ
最低限準備しておきたいのは防災ヘルメットです。
地震や火山噴火の際、自分や家族の身の安全を守る上で、ヘルメットはとても役に立ちます。人は落下物や飛来物など、頭上から落ちてくるものに対して無防備です。地震時は倒壊した建物の破片や看板が、火山噴火時は舞い上がった石や岩が降ってくる可能性があるので、大変危険です。頭は人間の急所であり、最優先に保護すべき部位なので、ヘルメットが重要になります。
扱いやすさを重視するなら防災頭巾も有効です。ヘルメットは仕事場や出先に持っていくには不便ですが、防災ずきんなら折りたたんで手軽に持ち運ぶことができます。ヘルメットほどではありませんが、頭部への衝撃を和らげてくれる効果もあります。外出用の鞄にひとつ入れておくといいでしょう。
手足を保護するグッズ
リストの最有力候補として挙げたいのが靴です。
普段使用するものとは別に、枕元に置いておく災害時用の靴を準備してください。大規模な災害が起こると道路が破壊され、また建物の倒壊などによって、安全に歩ける場所はほとんどなくなります。そのため避難の際、靴は絶対必要なものとなります。ガラスの破片や折れた木材が散乱する道を通ることもあるため、可能であれば防災シューズと呼ばれる、災害時に足を保護することを目的に作られた靴を用意しましょう。
防災シューズが用意できなければ通常の靴でもかまいませんが、スニーカーやランニングシューズなど、動きやすいものを選んでください。
軍手もとても役に立ってくれます。安価で入手しやすく、持ち運びも簡単です。割れたガラス片やとがったコンクリート片を掃除したり手で払ったりするときに使えますし、防寒効果もありますので家族の人数分は最低限用意しておきましょう。
リュックサックもリストに加えたいグッズのひとつです。防災グッズを運ぶのに便利ですし、両手が自由になるので、いろいろな状況に対応できます。
情報を受信・発信するグッズ
ラジオは災害時でも使用できる可能性が高いので、準備しておきましょう。
大規模災害が起こると停電でテレビが見られなくなり、携帯電話やスマートフォンも電波がつながりにくくなります。しかしラジオは比較的無事に利用できたという報告があります。避難経路や津波の危険性などの情報は、災害時の生命線となり、懐中電灯も情報発信に使えます。夜間の災害時や暗い場所で照明とするのが本来の使い方ですが、自分の存在を他人に知らせたいとき、懐中電灯の光が役に立ちます。
知識のある方なら、光の点滅を利用してモールス信号を送り、遠方の人と意志の疎通が図れるのでおすすめ。また倒壊した家屋の下敷きになり、声を出す体力も残っていないとき、自分はここにいるぞと周囲に知らせる最後の手段となります。
おすすめ防災食料
最重要なものは飲料水や食料です。
人は水がなければ3日ほどで息絶えるとされているので、必ず準備しておきましょう。
レトルト食品も備えておきましょう。調理をせずに食べられるので、電気やガスの止まった災害時でも便利です。
缶詰めも有用です。缶切りなしで開けられるものが増え、種類も豊富です。
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