] しかし、非常食を入手しても安心するのはまだ早いです。置き場についても考える必要があります。非常食は普段どこに保管しておくことが多いのでしょうか。
そこで今回は100名の方を対象に、非常食の保管場所についてアンケート調査を実施しました。
【質問】
非常食は普段どこに置いていますか?
【回答数】
キッチン:36
物置やクローゼット:29
玄関:24
リビング:6
車:5
■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49
■調査期間:2017年03月03日~2017年03月17日
■有効回答数:100サンプル
やはり食べ物といえばキッチン!非常時以外も食べる!
アンケートの結果、「キッチン」と答えた人が最も多く、36名いました。
・食料は非常、常用問わず一箇所にまとめておきたいので、キッチンに保管している(20代/男性/学生)
・食べる物なので分かりやすく他の届くところというとここかな。(40代/男性/パート・アルバイト)
・あまり非常食という意識なく、ちょっと保存のきく食料を買い込んでキッチンに置いているため。(30代/男性/パート・アルバイト)
・キッチンに他の食材と一緒に置いているのでたまに食べ物がない時に食べてしまう。(30代/男性/正社員)
非常食も食べ物だから、という意見が目立ちました。食べ物はキッチンに置くのが一般的です。そのため、非常食といえども他の場所に置くことに抵抗があるのかもしれません。また、食べ物を管理しやすい収納棚などがあるので、非常食も置きやすいと感じるのでしょう。
普段も食べるから、という人も多く見られました。インスタントラーメンやレトルトカレーなどは非常食といえますが、普段食べる食品としても人気があります。缶詰もおかずとして利用されますし、意識せずに普段非常食を食べている人も多いのではないでしょうか。
物置やクローゼットに置く人も多い!玄関やリビングなども
アンケートの結果、2番目に多い回答は「物置やクローゼット」でした。3番目は「玄関」で、次いで「リビング」「車」の順になりました。
・物置やクローゼットなどにとりあえず保管してあり、邪魔にならない様に置いています(40代/男性/正社員)
・非常時にすぐ持ち出しできるように、玄関の靴箱にしまってあります。(40代/男性/正社員)
・普段家にいる場合に、一番居る時間が長い場所から近いところに置いておきたいから。(20代/男性/正社員)
・地震や火事などの非常事態が起きたときに家が無事かはわからないので。(30代/男性/正社員)
「物置やクローゼット」と答えた人の多くは、邪魔になることを理由に挙げていました。ペットボトルなどを十分用意すると、広い置き場が必要になります。普段は使わないので、邪魔にならない場所に置きたいのは当然かもしれません。
「玄関」と答えた人は、持ち出しやすさを重視していました。たしかに非常時に持ち出せないと困ります。持ち出しやすい玄関を保管場所に選ぶのは頷けますよね。
「リビング」と答えた理由として多いのは長時間いることでした。災害はいつ起こるか分かりません。身近に置いておきたい気持ちがあるのではないでしょうか。
「車」と答えた人は、家の倒壊が心配なようです。家に非常食を保管していると、倒壊した場合は取り出せない可能性があります。車に保管しておけば、そのような事態を避けられるでしょう。
どちらも大切!保管のしやすさと緊急時の利用のしやすさ
今回のアンケートでは、「キッチン」と答えた人と「物置やクローゼット」と答えた人を合わせると全体の6割を超えました。
この2つの回答には共通点が見られます。それは保管のしやすさを重視していることです。置きやすい場所や邪魔になりくい場所として、多くの人がそれらを選んでいます。
一方で「玄関」「リビング」「車」と答えた人の多くは、災害が発生したときのことを考えていました。緊急時の利用のしやすさを重視しているのです。このように大きく2つに分かれる傾向が見られましたが、どちらも大切といえるでしょう。
保管のしやすさと緊急時の利用のしやすさを両立できるような場所を探してみてはいかがでしょうか。
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