避難時のリュック型防災グッズの量は多くなりがちです。水などの重量があるものを持ち運ぼうとすると、体力を消耗しやすく動きづらくなってしまう場合もあります。リュック型防災グッズであれば、これらの問題を解消でき安全に避難がしやすいのです。
今回は、リュック型防災グッズの優れた点と選び方についてご紹介します。
リュック型の防災グッズって中には何が入っているの?
市販の防災リュックの中に入っているものとして「食料」が挙げられます。
規模の大きな災害に遭ってしまったときは、水道やガス、電気など人の生活に欠かすことができないライフラインが断たれてしまうこともあります。自衛隊などの公的な機関が救援物資を運ぶまで数日かかる場合もあり、救援物資が届くまでの食料は個人で確保しなくてはいけないのです。目安としては人数分×3日分の食料を用意しておくことが望ましいとされています。
次に、市販の防災グッズの中に入っているものとして挙げられるのが「安眠グッズ」です。例えばエア枕やエアマット、寝袋などです。エア枕やエアマットは、空気を入れるだけで使用でき、快適な睡眠をサポートしてくれます。ほかには、身を守るために必要な医療道具や、防災マニュアルなども入れておくといいでしょう。
女性ならではの用品はどうしたら!?女性向けリュック型防災グッズとは
災害時に必要になるグッズは性別によって違いがあります。
女性にとってはスキンケアグッズやシャンプー、生理用品なども必要になり、アイテムが多くなりがちです。しかし、これらの用品をすべて買い揃えるのには手間がかかります。市販の女性向けリュック型防災グッズは、これらのアイテムがすべて1つにまとまっています。買い忘れの心配もなく、安心して使用できます。
また、女性が持ち運びしやすいように軽量化を重ねたリュックや、防災グッズをコンパクトに収納しやすいリュックなども販売されています。避難時に素早く移動する必要があるため、力の弱い女性の負担にならないよう工夫をされた防災リュックはおすすめです。女性の部屋に飾っておいても違和感がないように、カラフルな配色やおしゃれなデザインのリュックもあり、有事の際にはさっと持ち出して使うことができます。
なぜリュック型の防災グッズがおすすめなのか、そのわけとは
安全に避難をするためには両手が使える状態で移動をするのが望ましいとされています。というのも、災害に遭った直後の移動は危険が伴うことが多いためです。頭上から、物が落ちてくる場合もあります。とっさに身を庇うためにも、両手を空けておきたいところです。
防災グッズをリュックにまとめておけば、両手が自由な状態で移動ができおすすめです。また、リュックは片手で荷物を運ぶバックタイプの物よりも、重いものが持ち運びやすいです。防災リュックとして使用するリュックは、明るい色合いで防水加工がされているものもおすすめです。カラフルなタイプのリュックは、目立ちやすいという特徴があります。夜間に避難をする際などは、カラフルなタイプのリュックを背負うことで人目に付きやすくなります。
また、災害時に避難をする際には、雨が降っている可能性もあります。防水加工が施されているリュックであれば、中のグッズが雨に濡れる心配はありません。
リュック型の防災グッズなら赤ちゃんも安心!?
赤ちゃんや幼児の体は、大人の体よりもデリケートです。
大人にとって十分な備えをしていても、心身ともに成長過程にある子供にとっては十分でない場合もあります。幼児用防災リュックには、デリケートな赤ちゃんや幼児をケアするためのグッズがすべて揃えられています。災害時に幼い子供を十分にケアするには、それに応じた特別なグッズを用意しておくと安心です。
まず気を付けたいのが食事。成長期の子供にとって、栄養価の食事が摂れないのは体に悪影響を及ぼします。災害時だからこそ、栄養価の高い食事をしっかりと摂ることが大切です。幼児用防災リュックに含まれている食料品には、体の成長に必要な栄養素をたっぷりと含んだものや、アレルギー症状を引き起こしやすい成分をカットしたものなどが入っています。また、幼児用防災リュックには赤ちゃんや幼児をケアするための衛生用品も含まれています。
大きいほうがいいの?リュック型防災グッズのサイズについて
大容量のリュックを防災リュックとして使うことのメリットは、災害時に必要なグッズをたくさん入れやすいという点です。
食料や着替え、その他にもリュックに詰めたい防災グッズの量は多くなりがちです。防災リュックには、数日の支援が届かなくても生活ができるよう人数分×3日分を揃えるのが目安になるといわれています。そのため、家族が多い場合はとくに大容量サイズのリュックは便利です。防災リュックに使用されるリュックの目安は40L~65L程度になります。リュックの重さもそれぞれ異なり、1kg~2kgまでが相場です。
例えば40Lのリュックでは重量が800g~1kg程になります。力のない女性の場合は40L~50L、男性の場合は50L~65Lのサイズを目安に選ぶと良いでしょう。大容量のものを防災リュックとして使用することにはデメリットもあります。大容量のリュックは重量があり、持ち運びにくくなります。特に力のない女性が大容量サイズのリュックを持ちながら避難をすると、体力を消耗しやすいです。
おしゃれな防災グッズを選ぶなら、リュック型がおすすめ!?
まず、防災グッズを収納するリュックはおしゃれで明るい色をした製品が適しています。災害に遭ったときには夜間の移動を余儀なくされる場合もあることから、ダークトーンのリュックは見えにくく、暗闇のなかで別の防災リュックと取り違えてしまう可能性もあります。
明るい色合いのリュックを防災リュックとして使用することによって、暗闇の中でもリュックを見付けやすくなりますし、背負っている人を判別する目印にもなります。もちろん、見た目のデザインだけではなく、素材の機能性にも注意をすることは大切です。防災リュックに使われる素材は、撥水や防水、防火など特殊な加工をされているものを選ぶといいでしょう。
また、家族が防災グッズを用意する場合、1人1つのリュックを用意することをおすすめします。家族全員分の防災グッズを1つのリュックに収めようとすると重くなってしまい、背負う人の負担が大きくなりやすいからです。
まとめ
リュック型防災グッズを備えておけば、有事の際にも素早く避難できます。
避難に必要な防災グッズについて知識が少ない場合は、市販のリュック型防災グッズを購入するのも良いでしょう。自分で防災リュックを用意する場合は、適正なリュックのサイズや持ち歩くべきアイテムについて知っておくことが大切です。防災グッズは、年齢や性別に合わせたものを選ぶと安心です。
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