災害が起こってから必要なものを購入しようとしても、品薄になっていることが多く、必要なものを手に入れることは難しいことが予想されます。そのため、事前に準備しておくことが大切です。
また災害に備えて用意したものを、簡単に持ち出せるように準備しておくことも大切です。今回は、防災のために準備しておくべきものを紹介します。
ライフラインが止まっても大丈夫なように
災害が起こると、水道や電気、ガスなどのライフラインが止まってしまう可能性があります。
すぐにライフライン復旧するケースもありますが、しばらく復旧しないことも珍しくありません。ライフラインが停止してしまうと、生活は非常に不便になってしまいます。そのため、ライフラインの代わりになるものを準備しておくことが大切です。まず、水の入ったペットボトルを用意しておきましょう。飲み水として使用するのはもちろんですが、その他にも多くの場面で利用できます。節水に役立つドライシャンプーやウェットティッシュといったグッズを用意しておくのもおすすめです。
停電が続く場合に備えて、乾電池も多く用意しておいた方が良いでしょう。乾電池で使えるライトやラジオも合わせてあると安心です。乾電池式のモバイルバッテリーを用意しておけば、スマートフォンの充電なども行えて便利です。停電になると暖房は使えないので、毛布やカイロも準備しておくのが望ましいです。またガスが供給されない場合に備えて、卓上コンロとガスボンベを用意しておくと良いでしょう。取り扱いに注意が必要ですが、お湯を沸かして体を拭くことなどができます。
震災後に店頭で品薄になってしまうもの
震災が起こると品薄になってしまうものが多くあります。
防災の準備をするときは、それらを中心に揃えておきましょう。たとえば、品薄になる代表的なものは食料です。特に野菜や肉類などの生ものは手に入れにくくなります。調理が不要なレトルト食品や、食事に使用する紙コップや割り箸なども不足しやすいです。生活用品も不足してしまうケースが多く見られます。トイレットペーパーやナプキン、オムツなどの紙用品が品薄になります。被害が激しく怪我をした人が多い地域では、医薬品も供給不足になる傾向があります。
消毒液や包帯、絆創膏などの需要が高くなるからです。震災後は衛生面の問題があることも多いので、感染症を防ぐ目的でマスクを購入する人も多く見られます。長期間にわたって洗濯できない場合は、衣類を購入してしのぐ人も少なくありません。そのため衣類が品薄になるケースもあり、特に女性用の下着は不足しやすいです。また震災後は、ガソリンスタンドで長蛇の列がよく見られます。灯油やガソリンなどの燃料も、災害後には入手しようとする人が増え、品薄になる傾向があります。
地震が起きてから準備するのでは遅い!非常用持ち出し袋
震災後に必要になるものは多くありますが、地震が起きてから準備していたのでは間に合いません。
日頃から防災意識を持って、準備しておく姿勢が重要です。しかし役立ちそうなものを集めても、持ち出しにくい状態で保管していると、いざというときに困ります。それらを持ち出す際に手間取り、住宅の倒壊や火災に巻き込まれてしまうと本末転倒です。また避難後に取りに行っても、倒壊した住宅の下敷きになって取り出せない可能性もあります。そのような事態を避けるために必要なのが、非常用持ち出し袋です。非常用持ち出し袋は、リュックの形状のものが一般的です。
避難後に使用したいものは、非常用持ち出し袋に入れておきましょう。ただし、闇雲にたくさん入れてはいけません。重くならないように、数日分の生活に絞り厳選したものだけを入れるのがポイントです。入れ終わったら、持ち出しやすい場所に置いておきましょう。玄関などの避難ルート上に置いておくとスムーズに持ち出せます。劣化しやすくなる恐れがあるので、直射日光の当たる場所や高温になる場所は避けた方が良いでしょう。
コメントを残す