また、避難所までの経路や家族との連絡方法など、いろいろな課題もあります。防災グッズなど非常時に必要なものを確認することも重要です。そこで、災害時を想定して避難計画を立てているかどうかについて、男女100人のみなさんを対象にアンケートを実施しました。
【質問】
災害発生時の避難計画を立てていますか?
【回答数】
立てている:53
立てていない:47
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年12月05日~2016年12月19日
■有効回答数:100サンプル
避難計画を立てている人が少し多い!詳細は決めていない人も
アンケートの結果、避難計画を立てていると答えた人の方が僅差ですが、多くなりました。
・近くに小学校があるので、私と息子はそこへ避難。平日だった場合、近くの小学校で家族で待ち合わせをしています。(20代/女性/専業主婦)
・家族が万が一バラバラにいる時は、どこの避難所に行くかなどを決めています。(50代/女性/契約派遣社員)
・避難場所の学校が指定されています。訓練を受けたこともあります。(40代/男性/自由業・フリーランス)
・なにを持っていくかなど具体的なことは共有していないが、だいたいだがどうやって連絡をとるか、災害が起きたときどこに行くか、くらいのイメージは共有している(20代/女性/学生)
災害が起きたときは、どこへ避難するか、家族との連絡はどうするかが大きなポイントになるようです。平日と休日とでは条件が異なるかもしれません。特に、昼間は家族が別行動をすることが多いため、避難場所を共有することも必要です。地域で避難訓練が実施されたら積極的に参加しましょう。
このように、避難場所や連絡方法までは決めている傾向が見て取れますが、避難時に持って出るものなど詳細は決めていない人もいるようです。もちろん、緊急時には安全な場所へ移動することが最優先ですが、その上で、避難時に持っていける防災グッズを用意しておくことも大切かもしれませんね。
具体的な避難計画を立てていない!避難場所は知っている人も
一方、避難計画を立てていない人も約半数いました。
・地域の防災場所は知っているので、車ではなく歩いていけばいいかなと思っている程度で、計画というほど立派なものは持っていないので。具体的に何をどうしたらいいのか思いつかないです。(40代/女性/専業主婦)
・一時避難場所までが一本道なので計画を立てるまでもないというか、他の選択肢がありません。(40代/男性/無職)
・防災グッズや非常食は準備してありますが、避難計画に関してはどのようにすればいいのかわからないので立てていません(30代/男性/会社員)
・引っ越して来てから、詳しい避難場所などを知らなくどこに避難したらいいかわからないからです。(20代/女性/会社員)
こちらの回答者には、避難場所を把握している人が多いことがわかりました。しかし、いざというとき、どう動けばいいのかイメージできないという共通点があるようです。そんな中、防災グッズはきちんと用意するなど、防災意識が高い人の存在にも注目できます。
また、生活環境が変わったときは少しでも早く避難場所を知ることが大事です。周囲で避難場所について、声掛けも必要ではないでしょうか。日頃から家族や周囲と、災害時の連絡方法などについて、家庭内で話し合うことも重要だと言えます。
非常時に備えて家族で避難計画の話し合いが大切!
アンケートの結果、災害発生時に備えて避難計画を立てている人のほうが少し多いことがわかりました。また、避難場所だけでなく家族との連絡方法を決めている点が大きな特徴のようです。一方、避難計画を立てていない人からは、避難場所は把握しているが家族で情報共有できていない様子がうかがえました。
非常時に備えて水や食料品などの防災グッズの用意が推奨されます。回答者からは、避難計画をしていても防災グッズを含めていない人や、その逆のケースがある様子も見て取れました。非常事態はいつ起こるか予測つきません。そのとき、速やかに避難するだけでなく緊急時をしのぐためにも、家族で避難計画を話し合うことをおすすめします。
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