防災グッズには、水や食料品のほか救急セットなどがありますが、用意しておくだけでなく、折に触れて入れ替えることも必要です。そこで、防災グッズの更新期間はどれくらいを意識しているかについて、男女100人にアンケート調査しました。
“【質問】
防災グッズの更新期間はどの程度を考えていますか?
【回答数】
1年:32
2~3年:33
4~5年:23
その他:12”
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年12月05日~2016年12月19日
■有効回答数:100サンプル
2~3年おきの見直しが理想的!水や保存食のほか乾電池なども
アンケートの結果、「2~3年」と答えた人が最も多いことがわかりました。
・説明書を見ても、大体か2年から3年で買い換えてくださいと言う意味合いの事が書かれているからです。(30代/男性/会社員)
・買ってある防災グッズの中の乾パンなどが2~3年ぐらいの賞味期限だったから(30代/男性/自営業(個人事業主))
・水や非常食の賞味期限と電池の年数劣化が心配なため適度に点検が必要だと思う。(20代/女性/自由業・フリーランス)
・毎年だと面倒ですが、だからといって長すぎると防災グッズの存在そのものを忘れてしまいそうなので。2~3年おきが災害の怖さを意識するにはちょうどいいかと。(20代/男性/自由業・フリーランス)
・2〜3年位で更新していかないと、使えなくなるものが出てきてしまうので。(50代/女性/専業主婦)
防災グッズを購入した人からは、説明書に書かれている年数が2~3年という声や、これくらいで賞味期限を迎える保存食があるとの意見が寄せられています。災害時には水や食料品のほか乾電池が役立つことも多いですが、劣化を防ぐための確認が不可欠なこともうかがえました。
また、あまりにも短いサイクルで中身を入れ替えるのは手間になりますが、この期間以上置いておくと、使用期限が切れたり、役立たないものがでてくる恐れもあるようです。長すぎず短すぎない期間で防災グッズを見直すことが大切なようです。
食料品は1年未満で見直す人も!入れ替える日を決めることも大切
アンケートの結果、「1年」に次いで「4~5年」の順となりました。
・毎年防災の日に食べ物は食べて、更新するようにしています。防災意識を大きくするためです。(50代/男性/公務員)
・食料類はもう少し頻繁に食べて新しいものを補充しているが、替えの下着や服などの見直し、懐中電灯やマッチが使えるかなどは一年に一回見直している。(20代/女性/専業主婦)
・飲料や食べ物はその前に交換していますが、ブランケットなど腐るもの以外のものはなるべく長く予備しています。(50代/女性/専業主婦)
・5年以上だと、飲料水などは人への影響が心配だし、5年以下だと買い換えサイクルが短くて面倒なので。(40代/女性/無職)
防災グッズの更新を毎年している回答者の中には、防災の日(9月1日)に食料品を入れ替える人や、もっと短いサイクルで行う人もいるようです。水や食べ物は口に入れるものだけあって、より慎重な点検を心掛けている様子がうかがえます。
懐中電灯は電池切れを心配するコメントにも納得できました。一方、4~5年ごとに見直すと答えた人は中身の確認を面倒に感じる傾向がありますが、食料品関係はもっと早く交換する人が多いようですね。家族の成長や人数の増減にともない、衣料品などのニーズも変わってくるかもしれません。
いざという時に役立てるためにも、各家庭で防災グッズを見直す日を決めるとよいのではないでしょうか。
防災グッズの中身には救急セットも!家族一緒に定期的な点検を
アンケートの結果、防災グッズの更新期間として「2~3年」の回答者と「1年」の回答が僅差でした。更新期間の目安として食料品の賞味期間に注目されます。より短い期間を選んだ人からは、防災グッズに対してより慎重な考え方が見て取れました。
また、防災グッズの中身の更新を「4~5年」と答えた人からも、食料品関連については短いサイクルでの入れ替えが妥当との考え方がうかがえました。水や食料品、乾電池などは防災グッズの中身として思い浮かびやすいですが、怪我のときに使える救急セットなども入れることをおすすめします。その上で、家族と話し合いながら定期的に点検してはいかがでしょうか。
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