万が一の事態に備えて、防災グッズはしっかり準備しておきたいですが、いざ準備しようとなると、印鑑や通帳、現金といった貴重品以外に何がどれくらい必要なのかわからなくなったり、揃えだすとかなりの荷物になったりしますよね。
そこで今回は最低限そろえておきたい防災グッズから、あると意外と役に立つものまでを厳選して9つご紹介します。ぜひ防災グッズを用意する際の参考にしてください。
これがなくてははじまらないグッズ
最低限必要な防災グッズには、なければ命の危険があるものを優先的に選びましょう。
1つ目は、飲料水です。1人1日当たり必要な飲料水の量は3リットルと言われています。
多いと感じるかもしれませんが、水は用意しておくと飲み水としてだけではなく、水を入れるだけで食べることができるアルファ米といった非常食に使うことができたり、薬を飲んだりすることができるので、水は必ず用意しましょう。
2つ目は、非常食です。飲料水とともに最低でも3日分、できれば1週間分用意しましょう。
3日分用意しなければならない理由には、過去の震災でライフラインや交通網が遮断された際、それらが復旧し救援物資が届くのにおよそ3日かかったと言われているからです。
そのため3日間は自力で乗り越えるための蓄えが必要なのです。
今では長期保存が可能なパンの缶詰や、水を入れるだけで食べられるアルファ米やパスタ、水も電子レンジも使わずに温かいカレーが食べられる商品など非常食もバリエーションに富んでいるので、避難生活がストレスにならないよう栄養バランスを考えながら自分の好物を用意するといいでしょう。
3つ目は、防寒にも暑さをしのぐにも使えるアルミブランケット(サバイバルシート)です。
毛布だとかさばって荷物が重くなってしまいますし、雨でぬれてしまえばしばらく使うことができませんが、アルミブランケットなら、撥水加工されているのが多く、夏場も冬場も使えるので非常に役に立ちます。
できればあったほうがよいグッズ
あった方がよいグッズには、避難生活を少しでも快適に過ごせるためのものを選びます。
1つ目は、防災ラジオです。
特にハンドル手回しタイプやソーラーパネルで充電できるものを選ぶと、電池切れの心配がありません。
ライフラインが遮断されると、うその情報が出回ったり、今自分がどのような状態に置かれているのか把握できなかったりして、恐怖心が募ってしまいます。
そのためにも停電時も使えるラジオで正しい情報を得るのは大切です。また懐中電灯やサイレン、携帯電話の充電ができる多機能タイプラジオもありますので、そういったタイプを選ぶとあれこれと準備しなくて済みます。
2つ目は、ポリ袋です。
断水になると洗い物ができないので、ポリ袋をお皿代わりにすることもできますし、給水タンク替わりやゴミ入れとしても使えます。
選ぶ際は中身が見えないよう黒い袋を選ぶといいでしょう。
3つ目は、簡易トイレです。
避難生活中はトイレ不足が深刻になります。過去の震災時には、トイレに頻繁にいかなくてもいいよう、水を飲む量を減らした方たちに健康被害が出てしまったケースがありました。
そうした事態を防ぐためにも簡易トイレは用意しましょう。もしくはポリ袋と併せて新聞紙を用意するのもおすすめです。ポリ袋を広げて中に新聞紙をちぎって入れておくと簡単にトイレが手作りできます。
リラックスできるグッズも忘れずに
避難生活はストレスがたまりがちです。そのため、できるだけリラックスや気分転換できるものを用意するのも重要です。
1つ目は、ドライシャンプーです。
髪をぬらさなくても、専用のシャンプーを使って拭き取るだけで頭皮がスッキリする優れものです。
避難生活中は自由に水を使えないだけでなく、お風呂に入りたいとも言い出しにくい環境なので、ドライシャンプーがあれば手軽に気分を爽快にすることができます。
2つ目は、ウェットティッシュやデオランドボディペーパーです。
これは先程お話ししたように、避難生活中は十分に体を洗える環境がありません。そのためウェットティッシュやデオドラントボディペーパーがあれば、すぐリフレッシュすることができます。
デオドラントボディペーパーにあるアイスタイプやミントタイプは体がひんやりするので夏はおすすめですが、冬季の避難も考えてひんやり成分が含まれていないものを選ぶのも大切です。
3つ目は、お菓子です。
お菓子はカロリーが高いため貴重なエネルギー源になるだけでなく、緊張した気持ちを和らげてくれる効果もあります。
定番の乾パンやビスケットはもちろん、チョコレートや飴、羊羹も日持ちするのでおすすめです。
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