もったいない!賞味期限が切れた非常食はどうする?

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非常食をたくさん備蓄したけれど、気付いたときには賞味期限が切れていた、このような経験をされた方もいるのではないでしょうか。

備蓄していた期間に災害が起こらなかったのは有難いことなのですが、賞味期限が切れた非常食を廃棄するのももったいないし、食べても平気かどうかなどと、迷うかもしれません。その対処法について紹介します。

賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではない!

非常食は3年や5年など、長い期間保存ができるようになっています。

そのため、一度備蓄してしまうとなんとなく安心して、暫くは非常食を補充することはないし、賞味期限をチェックすることも怠ってしまいがちです。賞味期限切れだから食べられないだろうと捨ててしまう前に、寄付する方法を考えたり非常食をチェックしたりして、まだ食べられそうか確認してみましょう。

賞味期限は製造元の会社が「美味しく」食べられる期間を目安に設定していることが多く、実際に食べられる期間よりも多少短く設定しています。そのため、賞味期限が切れたからと言って、すぐに食べられなくなるわけではないのです。

一般的には水分が少なく、缶やレトルトで密封されている非常食は、多少賞味期限を過ぎても食べられることがほとんどです。もし非常食を食べなければならない状況になったときにどんな味なのかを確認するためにも、一度食べてみてはいかがでしょうか。ただし、食べるときにはにおいを確認して少しずつ試してみることも大切です。また、保存状態が悪いと安全ではないこともありますので注意しましょう。

もったいない!賞味期限が切れた非常食はどうする?

非常食は古いものから食べて買い足す

非常食が賞味期限切れになってしまうと、せっかくの食品を無駄にしてしまいます。そのため、賞味期限切れ前に気付くようにする方法を考えることは大切といえるでしょう。

でも、賞味期限前に気付ければ、たとえ量が多くて消費しきれないということになっても、寄付することもできます。

では、どのような点に気をつければ非常食の賞味期限切れを防ぐことができるのでしょうか。ひとつの考え方として、非常食は災害時に食べる特別なもの、という概念を変えてみてはいかがでしょう。普段の食生活の中で、真空パックになった食品や、缶詰などを使うことはありませんか。これらの食品は保存期間も長いので、十分非常食のストックになります。

また、普段から食べているために万が一災害に遭ってしまったときも、いつもと同じ味なので安心感もあります。定期的にストックしている食品は、家族が好きなものであることも多いです。このような身近な保存食を非常食のローテーションに取り入れてみることをおすすめします。

さらに、賞味期限切れを回避するためには、3ヶ月から半年に1度はストックを使って料理し、新しいものを買い足すというルールを作ることで、自然と賞味期限切れをなくすことができるでしょう。

もったいない!賞味期限が切れた非常食はどうする?

賞味期限が1ヵ月以上あればフードバンクへ寄付も検討

非常食の賞味期限切れは、もったいないですし避けたいものです。

できるだけ普段から食べているものを取り入れていくことで、食品を無駄に廃棄しないようにできるのではないでしょうか。特に会社や大規模な商業ビルでは、従業員分の大量の非常食を備蓄していることがあります。賞味期限が近づいてくると、食べ物を必要としている国内の施設や団体にまとめて寄付しているケースもあるのです。

寄付する先はフードバンクなどと呼ばれており、日本でもいくつかの団体があります。賞味期限が1ヶ月以上あれば、非常食や缶詰、加工された食品の寄付を受け付けてくれて、フードバンクが寄付された食品を必要な場所に送ってくれるのです。

会社のみならず、個人の寄付も受け付けてくれるところがあります。自宅に賞味期限が1ヶ月以上残っている非常食があるなら、フードバンクに問い合わせをして寄付してみてはいかがでしょうか。その結果、食べ物をすぐに必要としている方に対して支援することが可能になりますし、食品が無駄になりません。さらに、海外の食糧が不足している地域や、災害が発生した地域に寄付するという方法もあります。

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